〈ニュースなランチ〉

毎日食べる「ランチ」にどれだけ情熱を注げるか。それが人生の幸福度を左右すると信じて疑わない、食べログマガジン編集部メンバーによるランチ連載。話題の新店から老舗まで、おすすめのデイリーランチをご紹介!

恵比寿の人気そうめん専門店が日比谷に新店をオープン!

2020年9月10日、JR有楽町駅と新橋駅の間、100年以上の歴史を持つレンガ高架橋の下に商業街「日比谷OKUROJI」がオープンした。雑貨店からバーまで、大人のワクワク感を刺激する店舗が軒を連ねるなかで特に気になるのは、大人の胃袋を満たしてくれるグルメスポット!

時刻はお昼どき。日比谷OKUROJIのフロアマップを眺めていると目についたのは、「そうめん そそそ ~その先へ~」という見覚えのある店名。それもそのはず、こちらのお店は2018年に恵比寿にオープンした人気そうめん専門店「そそそ」の新店なのだとか。

店内は、木の温もりを感じつつグレーを基調とした落ち着いた空間が広がっており、リフレッシュ&リラックスしながらランチタイムを過ごせそう。

お品書きを眺めてまず目に飛び込んできたのは、「トリュフ香る黒釜玉そうめん」2,500円(FULLサイズ)なる、リッチ感抜群のメニュー。デイリーランチと考えるとちょっと財布と相談が必要な価格ではあるが、たまにはいいよね! ということでオーダー。

看板メニューはトリュフが香る、漆黒に輝くそうめん!?

「トリュフ香る黒釜玉そうめん」

待つこと数分。漆黒に輝く世にも珍しいビジュアルのそうめんが、存在感たっぷりの器にのってやってきた!

ほんのり甘めに仕上げられた別添えの小豆島のだし醤油をかければ、さらに輝きを増すそうめん。このふわふわした銀色の正体は麻炭を混ぜたメレンゲで、麻炭はデトックス効果が期待できるとか。また、てっきり冷たいのかと思いきや温かいそうめんなので、これからの寒い時期、冷え性が気になる人にもうれしい。

そして、箸を入れるととろ〜り雪崩落ちる卵黄に思わず反応する腹の虫。一口啜るとまず最初にトリュフの香りがふわっと広がり、余韻として小麦の風味が口中に感じられる。

こちらで使用されているのは、日本三大そうめんのひとつである小豆島手延べそうめん「島の光」。そのなかでも特級品の黒帯そうめんをメインに扱っているだけあって、濃厚な卵黄に麻炭メレンゲ、さらにトリュフという存在感抜群の食材たちが集結しているにもかかわらず、しっかり主役はそうめんであると感じさせるのはさすが。

小豆島名物のオリーブを使用した、後味優しいバターご飯

「小豆島オリーブバターご飯」

同じ小豆島の名物を使ったメニューは一品料理や丼・ご飯ものも揃っている。なかでも「小豆島オリーブバターご飯」400円は、こってりした印象のバターご飯にオリーブの酸味が加わることで軽やかな後味が楽しめて、もうちょっと食べたいというときにぴったりな一皿。

「オマールのトマトクリームそうめん」

ディナーとなれば、時間帯限定のメニュー「オマールのトマトクリームそうめん」2,800円などもあるので、仕事終わりにそうめんをアテに自然派ワインで一杯というのも良さそう。

帰りは隣接の和菓子店でスイーツとお茶をテイクアウト

「みたらしだんご」180円(一本)

最後に、ランチ後のおやつは欠かせないという人には、隣接の「和菓子 楚々」もおすすめ。こちらは、そそその系列店であり、代官山にある和菓子と和食の名店「楚々(そそ)」が手がける和菓子のテイクアウト専門店。個包装された持ち運び便利なお団子や、厳選茶葉使用のHOT&ICE TEAを買って帰れば、おやつのときまで充実した時間を過ごせるはず。

「自然栽培焙じ茶ミルクティー」580円(ICE)

※価格はすべて税抜

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

※本記事は取材日(2020年9月15日)時点の情報をもとに作成しています。

撮影・文:食べログマガジン編集部