【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#119】「京橋屋カレー」

食べログモールというサービスがスタートしました。全国の名店の味をおうちにお取り寄せできるというものです。様々な料理がある中、もちろんカレーもあります。その中に「京橋屋カレー」のカレーもあるじゃないですか!

京橋屋カレーと言えば、「食べログ カレー 百名店 TOKYO」の常連店として知られる存在であり、カレーファンのみならず人気店のシェフにも実は京橋屋カレーのファンが多いという名店なのです。ご主人の病気により、店内イートイン営業ができなくなってしまい、テイクアウト専門店に生まれ変わったというのは連載45回目でもお知らせしたとおり。

※その後現在は会員でも店内飲食は不可となり、完全テイクアウト専門店となっています。

形は変われどおいしさは変わりません。しかも、名店の味を全国のご家庭で食べられるというのは非常にうれしいこと。コロナ禍の影響でテイクアウトや冷凍カレーの販売を始めたお店も少なからずありますが、こちらのお店は上記の理由でいち早くテイクアウト・冷凍カレーの販売をスタートしていたので、その分の強みもあります。

早速食べログモールで販売中の「お取り寄せ 三種」※を食べてみました。 

「お取り寄せ 三種」6食入り/8,100円(税込)
写真左手前から時計回りに「キーマ」「辛口伊達鶏カレー」「ときえカレー」

「辛口伊達鶏カレー」は、「辛口」を活かすために銘柄鶏である伊達鶏のむね肉を使用。唐辛子にもこだわり、数種類の唐辛子をブレンドして出した深みのある辛口になっています。食べるとほど良い刺激で毛穴が開き、ブワっと汗が出てデトックス感も味わえます。意味のある辛さで、辛いからこそおいしいと言えるバランス感。

お皿に移して三種盛りに

「キーマ」はカルダモンの香りが華やか。良質の宮崎ポークのひき肉を使用し、ジューシーで優しい口当たり。辛い物が苦手な方でも心配のない定番のおいしさと言えるでしょう。 

そして京橋屋カレーオリジナルの「ときえカレー」。鶏、キャベツ、海老の頭文字をとって「ときえ」と名付けたそのカレーは、スパイス感以上にハーブ感が印象的なカレーです。ジャージー牛乳を使用したまろやかなグレイビーの中に確かに香るハーブ、そして時折弾けるホールスパイスの香りが時間差で迫ってくるカレーは唯一無二。楽しさを感じる個性派です。 

どのカレーを食べても、かつて店内で食べた味と変わらないクオリティだというのが流石。やはりいち早く冷凍カレーを手掛けていたからこその、一日の長を感じます。

お値段だけ見ると安くはないのですが、それぞれの素材にも徹底的にこだわり、上質なものしか使っていないからこそのお値段なので、その価値は十分にあるのです。これもご主人が病気になってしまい、身体に良いものだけを使おうと考えて研究を重ねた結果。食べれば力が湧いてくるようなおいしさに仕上がっています。 

それぞれのカレーの温め方やよりおいしく食べるための方法まで、丁寧に書かれた紙も同封されている心遣いがまた京橋屋カレーらしいなと思いました。僕は雑な性格なのでレンジでチンのみで食べてしまったのですが(おいしく食べる方法が書いてあったことに後で気づきました)、それでも十分おいしいというのは本当にすごいこと。

 良質の素材を確かな知識と技術で仕上げた絶品の冷凍カレー。ご家庭でも是非!

※食べログモールの商品は一時的に売り切れとなる可能性もありますので、その場合は時間を置いてから再度ご確認ください。

文・写真:カレーおじさん\(^o^)/