〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

トラットリア ダ セーミ(東京・人形町)

Wメインコース
Wメインコース   写真:お店から

2026年9月、人形町駅から徒歩2分ほどの場所に、ガス窯で焼き上げるナポリピッツァやイタリア各地の伝統料理を気軽に楽しめる「トラットリア ダ セーミ」がオープンしました。店主がイタリアで培った経験を生かした郷土料理を、肩肘張らずに味わえる一軒です。

店主の日髙哲博氏は、大学卒業後、都内の有名イタリアンで修業を積み、24歳でイタリアへ。プーリア州やピエモンテ州を中心に、現地の食文化や料理を学びました。26歳で帰国後は、都内の複数のレストランで料理長を務め、2010年に日本橋浜町で「イルバン
ボリーノ」をオープンして独立。その後も人形町を中心に「オステリア ブッビーノ」や「マンツォヴィーノ」、グルテンフリースイーツの「セーミ」、小伝馬町の南イタリア料理店「マシガネータ」など、さまざまな業態の店を手がけてきました。

立ち寄りたくなる1階のスタンド席
立ち寄りたくなる1階のスタンド席   写真:お店から

そんな日髙氏が新たにオープンした「トラットリア ダ セーミ」。大好きなイタリアの郷土料理やナポリピッツァを、もっと気軽に楽しんでもらいたいという思いが出店のきっかけになりました。店名の「SEMI」は、イタリア語で「種」を意味する言葉。店を訪れる人々に、料理や空間を通して幸せの種を届けたいという願いが込められています。

さまざまなシーンで利用できる2階席
さまざまなシーンで利用できる2階席   写真:お店から

出店場所に選んだのは、長年店を営んできた人形町。約20年にわたりこの街で仕事をしてきた日髙氏にとって、最も落ち着く、思い入れのある場所なのだそう。慣れ親しんだ街で、自身の好きな料理を思い切り楽しんでもらえる店を目指しています。

店内は、インダストリアルな雰囲気にカフェのような親しみやすさを組み合わせた空間。内装はDIYで作り上げ、テーブルも板のカットから塗装まで自分たちで手がけたオリジナルです。かっこよさとかわいらしさが共存する、こだわりのインテリアも見どころのひとつ。1階は気軽に立ち寄れるバル・立ち飲みスタイル、明るく居心地のよい2階には38席を備え、3~10名で利用できる個室も用意しています。普段の食事から友人との集まりまで、さまざまなシーンで活躍してくれそうです。

蝦夷鹿のアニョロッティ デル プリン 2,500円
蝦夷鹿のアニョロッティ デル プリン 2,500円   写真:お店から

料理は、日髙氏がイタリアで学んだ郷土料理をはじめ、素材の持ち味を生かした多彩なメニューがそろいます。ぜひ味わいたいのが、ピエモンテ州の伝統料理を代表する「蝦夷鹿のアニョロッティ デル プリン」。北海道の「ELEZO社」が手がける雌の蝦夷鹿を詰め物にした、手の込んだ一皿です。合わせるのは、蝦夷鹿や仔牛、牛すね肉、鶏ガラなどから丁寧に取ったスーゴ・ディ・カルネにバターを合わせたソース。肉のうまみが凝縮した深い味わいが、パスタの魅力を引き立てます。日髙氏がかつて修業したピエモンテ州の食文化を感じられる料理です。

うみゃーちゃん
カッスーラ ミラノ風 3,500円   出典:うみゃーちゃんさん

もう一品注目したいのが、ミラノ近郊の郷土料理「カッスーラ ミラノ風」。三元豚の肩ロースやバラ肉、豚足を香味野菜とキャベツとともに煮込んだ、滋味深い料理です。熱々のポレンタを添えて提供され、豚肉のうまみと野菜の甘みが溶け込んだ味わいを堪能できます。イタリア各地に根付く、土地ならではの食文化に触れられるのもうれしいところです。

ネーロ・ディ・セッピア
ネーロ・ディ・セッピア   写真:お店から

そして、看板メニューのひとつであるガス窯で焼き上げるナポリピッツァ「ネーロ・ディ・セッピア」2,500円は、コクのあるイカ墨ソースがクセになる一枚。「サルシッチャ・ディ・チェルボ・エ・フンギ」2,500円は、ELEZO社の蝦夷鹿のサルシッチャとキノコを組み合わせ、素材のうまみを楽しめるピッツァです。郷土料理をじっくり味わうのはもちろん、ピッツァを囲みながらワインとともに楽しむのもおすすめです。

岩中豚の炭火焼きプーリア風
岩中豚の炭火焼きプーリア風   写真:お店から

メニュー選びに迷ったら、4,000円から用意されているコースを利用するのも一案。なかでも「お肉コース」6,000円は、イタリア前菜5種盛り合わせ、グリーンサラダ、ナポリピッツァ、2種類のパスタに、シェフこだわりの肉料理、プチドルチェ、カフェまで付いた充実の内容です。イタリア料理のさまざまな魅力を一度に楽しめるため、初めて訪れる人にもぴったりです。

イタリア各地のワインを取りそろえている
イタリア各地のワインを取りそろえている   写真:お店から

本場で学んだ郷土料理とナポリピッツァを、気取らず楽しめる「トラットリア ダ セーミ」。料理はもちろん、店づくりの細部にまで日髙氏のこだわりが感じられる空間も魅力です。人形町の街に根差した新たなイタリアンで、料理とワインをゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

食べログレビュアーのコメント

ぽんすことあんな
鴨胸肉の炭火焼き   出典:ぽんすことあんなさん

『メインの鴨胸肉は、美しいロゼ色の絶妙な火入れ具合。
爽やかなオレンジとマルサラのソースが鴨のジューシーな脂と見事に調和し、赤ワインが進みまくりました。

食後の「甘酒バスクチーズケーキ」や「ビアンコマンジャーレ」まで抜かりなく美味しく、大満足の一夜となりました』(ぽんすことあんなさん)

かなきち君★
ムール貝のスペッツィーナ風   出典:かなきち君★さん

『◎ムール貝のスペッツィーナ風
ムール貝は想像以上に大きくてビックリ!
中にパン粉とモルデッラハムや卵やにんにくなど蒸したものが詰まってます。
トマトが爽やかで濃厚な旨みもあり美味しかったです!

◎カラブレーゼ
ピッツァはトマトソース、ンドゥイヤ、揚げナス、ニンニク、バジル、モッツァレラ、パルミジャーノと具だくさん!
生地はさっくりして、香ばしさもあり風味が良くてとっても美味しかったです。
耳までさっくり感が続いて軽めだったのが好みでした!
ピリ辛なンドゥイヤに揚げナスの甘みが良い感じ。
トマトソースとチーズの美味しさも合わさって、ペロッと食べちゃいました!』(かなきち君★さん)

※価格は税込。

文:佐藤明日香