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〈遠くても食べたい味〉
年間の外食は1,500軒以上! 令和のグルメ王、浜崎龍がわざわざ旅をしてでも行く価値があるお店を紹介します。今回は、山梨県にあるハンバーガー専門店「NICE TOWN BURGER」です。
教えてくれる人
浜崎龍
グルメメディア「TERIYAKI」や国内最大規模のグルメオンラインサロン「TERIYAKI美食倶楽部」の運営を行う、テリヤキ株式会社の代表を務める。大学生時代から幅広く食べ歩きを行い、ラーメンから高級フレンチまで年間1,500軒以上も飲食店を巡り歩く。ジャンル問わず、日頃全国の「おいしい」を求めており、北海道の端から沖縄、はたまた世界中まで飛び回る。レストランとのイベント企画も手がけ、飲食に対する新たな可能性を日夜見いだす。メディア掲載、マガジンハウス「Hanako」など。
NICE TOWN BURGER
こんにちは、令和のグルメ王こと浜崎龍(はまさき りゅう)です。今回、僕が向かったのは、山梨県富士吉田市の「NICE TOWN BURGER(ナイスタウンバーガー)」。店主がお一人で切り盛りし、生産者から直接仕入れる新鮮な食材を使っているという話を聞きつけ「これは行かねば!」とさっそく訪ねてきました。
塊肉を粗挽きしたパティと、ふんわりバンズの絶妙コンビ
まず注目すべきは、塊肉を粗めにカットして作るパティ。食べごたえが抜群で、肉本来の旨みをダイレクトに味わえます。さらにバンズは、地元のパン屋さんにレシピを持ち込んで作ってもらっているとのこと。噛むほどに肉汁あふれるパティとやさしい風味のバンズが絶妙に調和し、一口頬張るたびに笑みがこぼれました。
自家製スモークベーコンが広げる味の世界
続いて、このお店の“もうひとつの主役”とも言える自家製スモークベーコンに注目。黒と白の2種類があり、温燻で仕上げる“黒ベーコン”はスパイスとハーブが利いたワイルドな味わい。一方、“白ベーコン”はフランスの塩漬け豚「プティサレ」を仕込み、それを冷燻して完成させた繊細かつ上品な香りが特徴。すでに味わい深いパティに、このベーコンが加わることで、より奥行きのあるリッチなおいしさを生み出しています。
トリプルのA.B.C BURGERを実食! “全部のせ”の夢心地
今回僕がオーダーしたのは「トリプルのA.B.C BURGER」(3,300円)。 この“A.B.C”とは、Avocado(アボカド)、Bacon(自家製スモークベーコン)、Cheese(自家製スモークチーズ) の頭文字を取ったもの。しかもベーコンは黒と白の2種類をどちらも楽しめるという贅沢っぷりです。濃厚なチーズのコクとアボカドのクリーミーな味わいが相まって、噛むほどに重層的な旨みが口の中に広がる様は圧巻でした。
外カリッ×中ホクホク! 自家製フライドポテト
ハンバーガーをさらに盛り上げるのが、自家製フライドポテトの存在。生のじゃがいもを輪切りにした独特の形状が特徴で、外はカリッと香ばしく、中はホクホクの絶妙な食感。丁寧に揚げられているので油っぽさも感じにくく、ボリューム満点のハンバーガーに負けない存在感を放ちます。一度食べると「病みつきになる!」と話題になるのも納得の仕上がりでした。
富士吉田を訪れるなら外せないハンバーガー
富士吉田は、富士山をはじめとする観光や自然が楽しめる地域。「NICE TOWN BURGER」でハンバーガーを味わったあとは、周辺の名所を巡るのも良い旅の思い出になります。
塊肉の旨みが詰まったパティ、ジャガイモ入りのふんわりバンズ、自家製スモークベーコン2種のリッチな風味、そして輪切りフライドポテトのカリホク食感。すべてが合わさって完成するこのハンバーガーは、わざわざ富士吉田を訪れるに値する大満足の逸品です。山梨方面へお出かけの際はもちろん、ハンバーガー好きなら一度は味わってみてください。
以上、令和のグルメ王・浜崎龍がお届けしました。次回も僕が惚れ込んだ絶品グルメ情報をお伝えしますので、お楽しみに。ハンバーガーを愛するすべての方、ぜひ「NICE TOWN BURGER」を訪れてみてください!