目次
〈食通が占う、2025流行る店〉
パリオリンピックの開催もあった2024年。さまざまな国の食事情や食品ロスについて、目を向ける機会にもなったのではないでしょうか。新たな食体験に感謝しながらできることを続けていく、2025年もそんな優しい社会になりますように!
そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2025年注目の「ブレイクしそうな店」「3,000円以下のお手軽グルメ」をうかがいました。
今回は、歴史あるグルメガイド「東京最高のレストラン」編集長、大木淳夫さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
大木淳夫
「東京最高のレストラン」編集長
1965年東京生まれ。ぴあ株式会社入社後、日本初のプロによる唯一の実名評価本「東京最高のレストラン」編集長を2001年の創刊より務めている。その他の編集作品に「キャリア不要の時代 僕が飲食店で成功を続ける理由」(堀江貴文)、「新時代の江戸前鮨がわかる本」(早川光)、「にっぽん氷の図鑑」(原田泉)、「東京とんかつ会議」(山本益博、マッキー牧元、河田剛)、「一食入魂」(小山薫堂)、「いまどき真っ当な料理店」(田中康夫)など。 好きなジャンルは寿司とフレンチ。現在は、食べログ「グルメ著名人」としても活動中。2018年1月に発足した「日本ガストロノミー協会」理事も務める。最新刊「東京最高のレストラン2025」が発売中。
2025年のブレイク予想
Q. 2025年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?
A. 「Siamo noi」です
昨年7月、惜しまれつつ閉店した自由が丘のイタリアン「モンド」のオーナーシェフである宮木康彦さんの新店で、同じ場所で1月に開店予定です。シェフ以下、調理スタッフもこの間、研修を重ねているだけに、相当パワーアップした姿が見られるでしょう。虎ノ門「ピュウファロ」の塚本尚史マネージャーもこちらに。楽しみでなりません。
アンダー3,000円のお手軽グルメ
Q. 2025年に〈ブレイクしそうな3,000円以内のグルメ〉は何ですか?
A. 「BIANCHI mini me」の「TOKYO X 豚肉のガパオライス」 (1,600円)です
美食家として有名で、六本木の高級イノベーティブ「美会(ビア)」オーナーのビアさんが新たに開いたタイ料理店「BIANCHI」。その昼バージョンが「BIANCHI mini me」です。ひき肉という言葉では想像できない、大きな塊のTOKYO Xがたっぷり。「タイ料理の本当のおいしさを伝えたい」という思いを持ってオープンしただけあり、満足感しか残りません。ぜひプラス200円で「追いタイ目玉焼き」もオーダーしてください。