【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#167】「カリガリ お茶の水」

「神田カレーグランプリ」殿堂入り、「食べログ カレー TOKYO 百名店」選出など、数々の栄誉に輝き、TVなどメディア露出も多い人気店「カリガリ」。キッチンカーや間借り店など様々な形で店舗を増やし、最近では香港進出も果たしているのですが、2024年4月24日、御茶ノ水にも「カリガリ お茶の水」を開店させました。

元は銀座のバーの裏メニューだったオリジナルのココナッツカレー。常連に人気となり渋谷で小さなお店をスタートし、秋葉原へ移転。現在も本店を秋葉原に構えつつ、今回のお茶の水店はフランチャイズ店となるそうです。

新店舗は千代田線新御茶ノ水駅直結

場所はJR御茶ノ水駅前、千代田線新御茶ノ水駅直結のお茶の水サンクレール1F。以前は喫茶店が入っていた場所。

店内はカジュアルな雰囲気

外観からも内観からも秋葉原本店の雰囲気を感じさせるデザインに安心感を覚えます。メニューは本店より数を絞った形となっていますが、カレーのみならず夜はおつまみになるサイドメニューも取りそろえているので、本店同様昼も夜も楽しめる店舗となっています。

「アキバ盛りカレー1」ランチ1,200円/ディナー1,460円

看板メニューの「アキバ盛りカレー1」を注文。カリガリカレーとインドカレーのあいがけにさまざまなトッピングがのったメニューであり、初めてカリガリの味を楽しむ方にはこれがおすすめ。

コクのあるカリガリカレー

カリガリカレーはオリジナルのココナッツカレー。ココナッツカレーというとタイカレーが思い浮かびますがそれよりも濃厚であり、クリームチーズを感じさせるコクが満足度を高めてくれるカレーです。

辛口のインドカレー

インドカレーも本格的なインドカレーとは違い、カリガリならではのインド風カレー。こちらの方がカリガリカレーよりスパイス感が強く、辛口となっています。

どちらも他にありそうでないカレーであり、わかりやすいおいしさなのがカリガリの個性。カレーに詳しくない方でも理解しやすく、マニアからすると個性を感じて面白く思えるテイスト。

個人的に渋谷店時代からずっと好きなお店なのですが、店舗数が増えてもフランチャイズ展開となっても、ちゃんとカリガリらしさを感じさせることができているのが素晴らしいです。

「タンドリーチキン」

サイドメニューから「タンドリーチキン」660円も。柔らかくジューシーな仕上がりのカレー味チキン。お酒のおつまみにも良く、カレーのトッピングとしても機能します。

アチャール

また、カレーを頼むと無料トッピングができるアチャールも同様に、おつまみにもなり、カレーの辛さ増しとしても機能するアイテムとなっています。

他にもカルダモン、クローブなどが利いた超スパイスカレーや、世界でも注目されているカツカレーがあり、通っても飽きがこないのも良いところ。

店舗のすぐ外は中庭的な場所となっており、テイクアウトの際には外でも食べやすいお盆も貸してくれるとのこと。本店から遠くないエリアということもあり、本店が行列の際はこちらに移動するのも良いでしょう。

時代に合わせてさまざまな形でカレーを提供し、発信し続けるカリガリ。創業時からのスローガン「文化、建設中」の精神は今も健在で、まさにカレーが文化であるということを体現している意欲的なレストランだと言えるでしょう。

※価格はすべて税込

撮影:カレーおじさん

文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部