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めっちゃ楽しい!ホンマに美味しい!
食い倒れの街大阪。B級グルメのイメージが強い大阪だが、実は最高に美味しくて楽しい、大阪人らしい遊び心溢れるお店が盛り沢山。そんな大阪市はトップ10をジャンルに分けて2回でお届け。まず1回目の「和食編」からスタート!
大阪市の食べログランキング〜和食編〜
☆4.77:本湖月(懐石・会席料理)
ミナミの繁華街から石畳の細い路地に一歩入った、風情ある法善寺横丁に佇むのは、大阪が誇る日本料理「本湖月」。厳選した国産の食材のみを使用し、独自の遊び心を取り入れた華やかな料理に昇華させるのは、「吉兆」出身のご主人の穴見さんだ。
宇宙に見立てた丸い器の中に料理人として「物語」を作るというご主人は、美術品など器や日本文化にも造詣が深く、その季節ごとに変わる器や空間もこのお店の醍醐味だ。
お料理は伝統を守りながらも、古さを感じさせない繊細かつ奥深い味わい。季節ごとに違った風景が鮮やかに映し出される「八寸」は、四季折々の味わいを五感で愉しむことができる。
「日本料理は季節を感じる料理のこと」というご主人は、月ごとにその時期一番の食材と器と設えでお客様をおもてなしする。お料理だけでなく、なにわの文化や情緒も味わえる贅沢なひとときが、ここには待っている。
☆4.47:米増(懐石・会席料理)
大阪キタで地元のグルメが集結する美食の街、福島。そこに凛と佇む日本料理「米増」は、1位にランクインした「本湖月」出身のご主人が2016年から始めた注目の新店だ。
シンプルで真新しさを感じさせる店構え。中に入ると、美しい8席のカウンターと笑顔のご主人が温かく迎えてくれる。
お料理は、伝統的な日本料理を忠実に再現しながら、その中にも新しさや奥深さも感じられる絶妙な味わい。
食材だけでなく、器や空間など細部へのこだわりも光る。今後、大阪の日本料理を牽引していくであろう、希望に満ち溢れたお店だ。
☆4.39:さえ喜(寿司)
大阪の寿司で言わずと知れた有名店「さえ喜」。明るくて気さくなご主人の佐伯さんが繰り広げる佐伯劇場は、大阪に来たことを実感させてくれる。
お寿司は繊細かつ美しい握り。全国各地から厳選した鮮魚を活かしたつまみから握りまで存分に味わえる。
寿司は江戸前だが、関西の食材もふんだんに使用しており、地元への愛も感じられる。
寿司に使う食材を調理する前に目の前で見せてくれるのも楽しい。エンターテイメント性と遊び心溢れる大阪のお寿司屋さんを、あなたも体感してみては?
☆4.38:カモシヤ クスモト(創作料理)
大阪の福島にあるこの店が、いま各界の美食家から熱い視線を浴びている。和仏を自由に行き来する異彩を放つ料理と、醸造酒の素晴らしいマリアージュが楽しめる「カモシヤ クスモト」。その不思議な店名は、 楠本シェフの料理を「醸す酒(醸造酒)」と マリアージュさせるというコンセプトに由来する。
夏の終わりから秋の味覚が味わえる。「白身魚のキンキと焼き松茸のスープ」は、ほのかな塩味、ジューシーな旨味が重なり合う。そこに日本酒を合わせると、料理とお酒がカクテルのように口の中で複雑に交わり合い独特の旨味を醸し出す。
独学で学んだという楠木さんの独創性溢れる料理は、自らが世界中を回ることで、出会って来た数々の食や酒、その原体験からなる唯一無二の芸術作品に他ならない。
「戻り鰹の赤酢の寿司」は黒海苔のシャーベットをのせて。「日本の食材と相性最高の食中酒は日本酒」というシェフが奏でる、斬新なマリアージュを大阪でぜひ味わってみて欲しい。
☆4.35:もめん(懐石・会席料理)
大阪・ミナミの心斎橋にある、紹介制の日本料理「もめん」。落ち着いた雰囲気の中いただく季節の食材と優しい味わいを求めて、全国から多くの食通が通う。
夏の風物詩「鱧の落とし」は、シンプルに梅肉と山葵で。甘くて食感のある身は噛めば噛むほど、味わいが口の中に広がる。
店名の「もめん」はご主人のお名前というだけでなく、「も」っと「め」が出るように「ん」と頑張ろうという思いが込められている。
最後の「定食」は、ふんわりだし巻き卵と艶のある白ご飯にお味噌汁。「翌朝の朝ごはんにしたい」と思ってしまうほど、素朴で優しい味が身体と心に染み渡る。
※2017年8月24日(木)時点でのランキングになります