いつもは焼肉の〆というポジションの冷麺だが、この時期だけは焼肉を飛ばして初っ端から冷麺が食べたくなる。そんな冷麺ラバーに捧げる、この夏必食の一杯とは?

1. ランチは金曜日限定! トロトロスープの盛岡冷麺

写真:お店から

中目黒の「若狭」では韓国料理に日本料理を融合させた和韓料理という新しいジャンルの料理が好評。ディナーコースは7,500円(税抜)からで、和牛のハラミを使ったプルコギがシグネチャーメニューだ。

 

夜のコースのシメで人気なのが、オーナーが盛岡で10年学んで究めたという「特製盛岡冷麺」。牛骨に和出汁を合わせたコラーゲンたっぷりのスープは最後の一滴まで飲み干したくなるほど……。そんな名物冷麺を金曜日のお昼に限定25食で提供している。

 

ランチは牛すじカレーと冷麺のセットで1,000円(税込)。ランチ営業は不定期のため、お店にお問い合わせを。

2. こってりカレーと! あっさりだしのさっぱり冷麺

写真:お店から

同じく、「カレー&冷麺」の組み合わせを楽しめるのが、浅草にある和牛一頭買いの焼肉店「玄」。ランチは980円(税抜)からとリーズナブルで、冷麺ランチは1,000円(税抜)。しかもランチにはサラダバー・ドリンクバーに加え、松阪牛がゴロゴロ入った『玄特製カレー』が食べ放題。このカレー、こってりと濃厚で、牛肉もたっぷりと入っており、これだけでカレーランチとして成立するレベル。

ランチの玄特製カレー(左手)
ランチの玄特製カレー(左手)   写真:お店から

カレーのみでも十分満足しそうだが、このこってりカレーの後に、冷麺を食べると、口の中がさっぱりとして「焼肉&冷麺」に負けない満足度を感じることができる。

 

こちらの冷麺は和風だしのようなさっぱりスープにキムチやきゅうり、お肉やゆで卵が具材。麺は細麺でほどよくコシもある。お酢とカラシを入れずにそのまま食べるのもおいしく、あっさりしているのでついスープを飲み干してしまう。

3. おかずの食べ放題も! 自家製打ちたて平壌冷麺

写真:お店から

「サンムーン 浅草橋店」は冷麺にこだわる焼肉店。麺はオーダーが入ってから粉から練り作る。そば粉と澱粉のオリジナルの配合でツルっとした食感やのどごしがやみつきに。牛・豚・鶏・豊富な野菜類を2日間じっくり煮込んだ黄金色のスープはキンキンに冷やされ、暑さも吹き飛ぶ。

写真:お店から

辛さは5段階から選べるが、初めから辛いわけではなく、トッピングされた辛味を溶かすタイプなので、初めは黄金スープの素の味を堪能できるのも気が利いている。

 

さらに、ランチタイムにはスープ、キムチ、サラダ、チャプチェ、ごはんなどが食べ放題。冷麺セットランチにはビビンバまで付いて1,000円(税込)とハイコスパ。

4. ハワイのあの味! シャーベットスープの絶品冷麺

写真:お店から

2019年1月、ハワイ好きで知らない人はいない大人気店の「ユッチャン。」が日本に上陸。六本木に1号店を開店してハワイマニアを歓喜させた。ファンは「一回のハワイ旅行で最低3回は訪れる」と噂されるほどの中毒性がある。

 

ユッチャン。と言えば、特徴的なのがシャーベットスープ!牛骨と牛テールで取った出汁に数種類の野菜とフルーツのコクと旨みでクセになる味。

写真:お店から

葛粉、米粉、そば粉、煎ってすり潰した葛の殻を練った麺はもっちりでツルツル。現在はディナータイムのみの営業だが、ぜひともランチ営業もお願いしたい。

5. 焼肉とセット! シャリシャリスープの細麺冷麺

ほしぼしのたね
出典:ほしぼしのたねさん

東京のコリアンタウン、新大久保にある「コサム冷麺専門店」は焼肉と冷麺のセットという、本場ソウルでも人気のスタイルで提供。焼肉の後の脂を冷麺がさっぱりとさせてくれるあの感覚を、カジュアルに楽しめるのは理にかなっている。しかもセットで1,180円(税抜)という良心価格。

 

自家製の麺は、さつまいもデンプン100%の咸興(ハムン)式。極細ながら、しっかりとしたコシが特徴だ。和牛骨を使っている自家製スープはシャーベット状でずっと冷えひえ。

6. 本場の専門店さながら、手打ち麺のモチモチ冷麺

yonaism
出典:yonaismさん

赤坂で冷麺と言えば「チョンギワ」。本館と新館があり、どちらも冷麺が人気。牛骨ベースのスープはシャリシャリのシャーベット状で麺は手打ちの細麺。本場韓国の冷麺専門店で食べるような本格的なモチモチ麺がいただける。具はきゅうり・大根のナムル・牛肉の薄切り・ゆで卵といたってシンプル。ランチ冷麺は1,000円。オーソドックスな冷麺が食べたくなったらまず思い浮かぶ一軒だ。

7. 夏にさっぱり! すだち冷麺

写真:飯貝拓司

浅草の有名焼肉店を実家にもつ若き店主が切り盛りする「焼肉BEAST」。ブランド牛「但馬太田牛」をリーズナブルに食べられるとあって、連日肉好きで賑わっている。ほとんどの客がシメに注文する「すだち冷麺」1,000円(税込)は太田牛のウデ肉やもも肉、サーロインの筋などでとったクリアなスープに見惚れる。すだちの酸味が爽やかさをプラスして、涼やかな気持ちになる。この夏は「すだち蕎麦」ならぬ「すだち冷麺」が流行の予感。

8. 昔から愛される手打ち冷麺

はるぽん9
出典:はるぽん9さん

麻布十番にある韓国家庭料理「鳳仙花 (ホウセンカ)」はホルモン鍋が人気だが、外の看板に「手打ち冷麺」と書かれている通り、冷麺も看板メニュー。1,500円とややお高めではあるものの、昔からこちらの冷麺を贔屓にするファンは多い。メニューに記載はなくてもオーダーすれば出してくれる。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。

 

文:食べログマガジン編集部