沖縄のラグジュアリー・リゾートで食べられる、ここにしかない味

2018年夏にオープンした「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」は、恩納村の美しい海に囲まれたラグジュアリー・リゾート。館内2階には、炉端、鮨、鉄板焼、日本料理の4ジャンルで構成されるスペシャリティレストラン「シラカチ」があります。中でも好評を博しているのが、海やビーチを望む三方向がガラス張りの「シラカチ・炉端」。こちらでは、東京元麻布の日本料理店「かんだ」のオーナーシェフ神田裕行氏のプロデュースによる新メニュー「琉球炉端 by Kanda」が食べられます。神田氏が食材の選定から盛り付けに至るまで監修した料理は、郷土色を色濃く残しながらも、モダンで洗練された味わいです。

巨匠の手で、おなじみ沖縄料理が変身

「ふわとろゴーヤチャンプルー」2,000円(ハーフ 1,200円)

 

たとえば「ふわとろゴーヤチャンプルー」 は、目にも舌にも新しいゴーヤチャンプルー。ふんわりしたムース状の卵の下に、ゴーヤの苦味と甘味が生きたチャンプルーが隠れた、遊び心溢れるメニューです。メニューには一般的な「ゴーヤチャンプルー」も用意されているので、食べ比べてみることも可能です。

「アグー豚の皮付きバラ肉のラフティー、琉球煮物椀(冬瓜とハンダマを添えて)」(1,500円)。ハンダマは沖縄野菜。別名は金時草

 

沖縄風の豚肉角煮「ラフティー」も2種類用意されており、「アグー豚の皮付きバラ肉のラフティー、琉球煮物椀(冬瓜とハンダマを添えて)」は、鰹と昆布の一番出汁と豚肉を合わせた上品な煮物椀のような一品。凛とした吸地の味わいは、脱帽の美味しさです。一方、もう一品の「アグー豚のラフティー 煮玉子添え」はしっかりと濃いめの味付け。神田氏はリゾートのレストランという場所柄を意識し、世代を超えてみんなが楽しめるようなメニューを考えているそうです。

「アグー豚のラフティー 煮玉子添え」(1,400円)

 

メニューの監修にあたって神田氏が重視したポイントは、郷土料理を美味しく、丁寧に作ること。長い歴史と伝統を持つ琉球料理に敬意を表し、何度も沖縄に足を運んで試作を繰り返してきたとか。

 

「シラカチ・炉端」では、そんな神田氏が厳選した沖縄食材の炭火焼きも見逃せません。「山原地鶏ももの塩焼き」(1,600円)や「沖縄県産 和牛ロース(100g 5,000円、200g 9,000円)」は、しっかりした旨味に溢れ、ワインや日本酒、泡盛にもぴったり。店内中央の炉端カウンターでは、シェフが備長炭で焼き上げる様子を目の前で見ることができます。

中央に炉端カウンターを設けた「シラカチ」の店内

 

食後に楽しみたい「ジーマーミ豆腐、多良間島産黒糖蜜かけ」は、とろっとした弾力のある食感と落花生の芳ばしさが味わえるジーマーミ豆腐を、黒蜜と合わせてデザートに仕立てたもの。沖縄でお馴染みのメニューも、巨匠の手にかかるとこうなるか!と驚きの連続です。

「ジーマーミ豆腐、多良間島産黒糖蜜かけ」(450円)

 

沖縄広しといえども、日本料理の巨匠によってモダンに昇華された沖縄料理を味わえるのは「ハイアット リージェンシー 瀬良垣 アイランド 沖縄」だけ。ホリデーシーズンに沖縄を訪れる予定の方は、航空券の手配とともにレストランも予約してみてはいかがでしょうか。

 

※税・サービス料別