【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#57】「アーンドラ・ダイニング 銀座」
毎日カレーを食べていると、「健康は大丈夫?」とか「身体壊さない?」と、ご心配いただくことも少なからずあるのですが、全く問題ありません。
考えてもみてください。インド周辺のカレー食文化圏にある国々では、食事のほとんどが我々日本人から見るとカレーのようなものばかり。つまりカレーばかり食べているわけですがそれで身体を壊すということはありませんよね。インド周辺諸国の方々が、毎日カレーを食べても健康に問題は無いということを証明してくれているわけです。
また、毎日カレーを食べていると「飽きないの?」とか「太らないの?」と聞かれることも多いです。その答えは、飽きませんし食べ方さえ気を付けていれば太りません。カレーには太りやすいカレーと太りづらいカレーがあります。僕はどちらも好きなのですが、今日は軽めに太りづらいカレーを食べようと思った時には、南インド料理を食べるようにしています。
今週のカレー#56でも書いたように、日本には南インド料理店がどんどん増えています。だからこそ、僕が一番好きな南インド料理店をここで一度ご紹介しておきたい。南インド料理激戦区である東京の銀座・京橋エリアに存在する「アーンドラ・ダイニング」です。
ここの料理は何を食べても美味しいのですが、僕が一番好きなメニューは何かと問われれば、悩みに悩んで「タンドゥーリゴビ」990円をあげます。ゴビとは、カリフラワーのこと。それをタンドールで焼いたもの。わかりやすくいうなら、タンドリーチキンの鶏肉がカリフラワーになったものなのですが、これが驚きの美味しさなのです。
タンドゥーリゴビ
僕はこの料理を食べるまではカリフラワーって味にも香りにも特徴がなく、ブロッコリーほど栄養価も高くなく、パっとしない存在だと誤解していました。しかし、この料理を食べてカリフラワーに謝りたくなりました。「カリフラワーって本気出すとこんなに美味しいんだ!」と驚き、感動したのです。
これだけあればもう他の料理はいらないくらいの満足度。これに感動して他のインド料理店でも様々なカリフラワー料理をいただきましたが、いまだにこれを超える存在は現れないというほどの絶品です。タンドールの遠赤外線効果で焼かれたカリフラワーは芯までほっくりと火が通り、スパイスやヨーグルトで作られた濃厚なソースと絡み合い、えもいわれぬ美味しさに仕上がっています。これにミントソースをかけたりレモンを搾ったりすると爽やかさも加わって完璧。
これだけで大満足なのですが、せっかくですからもう少し。「キーマドーサ」1,450円もいただきました。
キーマドーサ
ドーサとは南インドのクレープ的な軽食。米粉や豆の粉を使っているのでグルテンフリー。これにキーマが入ったもの。それをサンバルという南インド野菜カレーやココナッツチャトニと共にいただく料理です。
ドーサの生地だけチャトニをつけて食べ、キーマと一緒に食べ、サンバルをかけて食べ、最後は全部混ぜて食べる。一度で何度でも美味しく、楽しい料理です。
しめくくりに「マドラスコーヒー」300円で美味しかった料理を思い出しながらホっと一息。最高のひと時ですよ。
マドラスコーヒー
今回は軽食で攻めたのですが、こちらの看板料理である「ノンベジミールス」2,150円や羊のスパイス炒め「アーンドラマトンヴェプドゥ」1,490円も絶品! しっかり食べたい時にも、軽く食べたい時にも、どちらにも使える万能店です。
ノンベジミールス(写真左)、アーンドラマトンヴェプドゥ(写真左から2番目)
開店当初から通い続けているお店であり、これからもずっと通い続けるであろう大好きなお店。一人でも多くの方に「カリフラワーの本気」を堪能していただきたいです。
※価格は全て税込