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お菓子の歴史を語らせたら右に出るものはいない!といっても過言ではない、お菓子の歴史研究家・猫井登先生が、現在のトレンドを追いつつ、そのスイーツについて歴史を教えてくれちゃうという、一度で二度美味しいこの連載。
前編 に続き、猫井先生がスイーツトレンドの町として再注目する「吉祥寺」の美味しいスポットを紹介します。
【猫井登のスイーツ探訪8】〜吉祥寺でスイーツ町歩き・後編〜
編集(以下、編):再び吉祥寺駅北口方面に戻ってきましたが、吉祥寺って本当にお花屋さんとか雑貨屋さんが多いですよね〜。
猫井(以下、猫):ちょうど近くに、「カーニバル 吉祥寺」という、吉祥寺っぽい穴場スイーツスポットがありますよ!
編:穴場! 気になります。
【6軒め】ワインも惣菜も揃う! 穴場スイーツスポット「カーニバル 吉祥寺」
猫:輸入食品のお店ですが、中ではお弁当やお惣菜のほか、スイーツも売られているんですよ! 奥ではワインも売られていて、こちらのお惣菜とスイーツを一緒に買って帰れば、速攻でホームパーティーが開けますよ!
編:絶妙な手作り感がたまらないですね。特におすすめのスイーツはありますか?
猫:こちらのおすすめスイーツは「かぼちゃプリン」です! 容器に入れて手渡されると、思った以上に大きくて重量感があり、ボリュームたっぷりです。しかも濃厚な味わいで十分な満足感を得ることができますよ。
ちなみに追加料金を払うと、ソフトクリームをトッピングすることもできます。胃袋に自信がある方は、挑戦してみてください!
ソフトクリームをトッピングした「かぼちゃプリン」出典:バカ舌でもいいじゃないさん
編:トッピングが出来るのは嬉しいですね。確かにここでお酒とお料理を買い揃えれば、何もしなくても友達を呼べちゃいますね! あとは、ちょっとステキな食器があれば……。
猫:それなら、ここから徒歩30秒くらいの所に「ナチュラルキッチン &」というピッタリのお店がありますよ! スイーツのお店ではありませんが、スイーツをより美味しく食べるためのアイテムがゲットできるお店ということで。
編:知りたいです!
猫:一言でいえば、キッチン用品に特化した100円ショップです。2001年、大阪の雑貨屋さんから始まったお店なんですが、グラスやお皿のほか、100円とは思えないオシャレでセンスの良いキッチングッズも売っているんですよ。
編:これは、またまた女子が喜びそうなお店!! ちょっと、自由時間もらってもいいですか?
猫:どうぞ! 私も買っていきます。
〜道路を渡り、駅前の方面へ〜
編:あ、ケーキ屋さん!
【7軒め】吉祥寺のケーキ屋さんといえばここ!「レモンドロップ 本店」
猫:こちら「レモンドロップ 本店」は、吉祥寺のジャズ喫茶の火付け役となった野口伊織さんが開かれたケーキ屋さんなんですよ。ジャズ喫茶「ファンキー」って有名なお店があって、そちらの系列ですね。
「ベイクドチーズケーキ」出典:あざらしななおさん
オススメは、なんといっても「ベイクドチーズケーキ」。1980年の創業以来、愛され続けるケーキですね。ベイクドタイプなんですが、かなりレアに近い感じのチーズケーキです。
編:お、相変わらずの行列ですね。
猫:「吉祥寺 さとう」のメンチカツの行列ですね。丸いメンチカツが大人気で、いつも大行列が出来ていますね。今やすっかり、吉祥寺の風景のひとつになった感がありますよね。
「メンチカツ」出典:サプレマシーさん
猫:さあ、ちょっと歩きますが、次のお店が今日のフィニッシュですよ!
〜吉祥寺駅の南側へ。京王線の高架の下の信号を渡り、商店街へ〜
編:懐かしい感じのする商店街ですね。
猫:はい、着きましたよ!
【8軒め】待望の新店が吉祥寺にオープン!「白髭のシュークリーム工房」
編:あ、トトロー!
猫:「トトロのシュークリーム」が名物の「白髭のシュークリーム工房」です! 以前食べログマガジンでも、新発売の「猫バスサンド」を紹介されていましたよね。
編:「猫バスサンド」は吉祥寺店限定ということでしたが、吉祥寺でもやはり「トトロのシュークリーム」は人気そうですね!
「トトロのシュークリーム」
猫:こちらのシュークリーム、可愛いルックスばかりに目が行きがちですが、シュー生地の素材も厳選していて、北海道産や石川県産の国産オーガニック小麦粉を使用しています。皮は厚めに、パリッと香ばしく焼き上げられており、クリームの優しい味わいを引き立てています。
編:でも今日はもうショーケースの中にトトロがいないですね……売り切れちゃったみたいですよ?
猫:大丈夫! ちゃんと予約してありますよ。こちらのお店は特に人気なので、行かれる方は事前に予約されたほうがいいですよ。また、テイクアウト専門なので、吉祥寺土産にぴったりです!
編:さすが猫井先生!
文・撮影:猫井登