【噂の新店】鮨喜へい

自由が丘駅から徒歩約5分、すずかけ通り(通称グリーンロード)沿い。看板は小さめなので鎧壁と白い暖簾を目印にして

東京・自由が丘の飲食店といえばスイーツやカフェをイメージしがちだが、実は意外と多いのが昔ながらの町寿司。
そんな中、2026年5月24日オープンした「鮨喜へい」は、親しみやすさがありながらも、落ち着いた空間で銀座並みの味わいのコース寿司を1/3ほどの価格で楽しめる、自由が丘では異色の寿司店。SNSなどから評判が広がり、すでに連日多くの予約が入っている。

店主の松下耕平さん

店主の松下耕平さんは、懐石料理などの和食店や「鮨 つきうだ」「鮨おにかい」などの名店で、寿司は7年、料理人として14年経験を積んだのち「肩肘はらずに寿司を楽しんでほしい」との思いで独立、同店をオープンした。
「地元の方に楽しんでもらえるような場所を探して自由が丘に辿り着きました。うちはお子様もOKですし、ご家族の団らんや記念日などに気軽に足を運んでもらいたいですね」(松下さん)

家族や大切な人とゆったりくつろげる上質空間

国産無垢材の一枚板を使用したカウンター。現状はカウンター席のみでの営業だが、手前に家族連れ(大人2名、子供2名)に最適な小さな個室もあり、今後予約を受け付ける予定

店内は温かみのある木を多く使い、全体をアースカラーで統一した落ち着いた空間。カウンターの奥行きを広く取り、ゆったりと食事やお酒を楽しめるようになっている。
営業中は大将と気軽に会話を楽しめるだけでなく、客同士がコミュニケーションをとって和気あいあいとした雰囲気になることも多いそう。

産地厳選の旬ネタと赤酢のコクを感じるシャリ

握りは食べ応えも意識してシャリはやや大きめにしている

メニューは、つまみ5〜6品、握り12〜13貫(巻物含む)、お椀、卵焼きで構成される、一斉スタートスタイルの「おまかせコース」11,000円(2026年7月現在)のみ。
ネタは豊洲から毎日仕入れ、魚の種類や季節ごとに産地を厳選。満足感があるボリュームと、一皿一皿に細かな仕事が施されていることがわかる繊細な味わいとあって、コストパフォーマンスの高さに驚く口コミが続々と書き込まれている。

粘り気が少なく旨みのある米が寿司によく合う

シャリは福井県の農家から仕入れる米、極早生品種の「華越前」に、旨み系と酸味2種類の米酢、さらに香りとコクを楽しめる超長期熟成の赤酢を少量ブレンドして使用している。

ネタは常温に戻してから握ることでシャリとの一体感が生まれ、心地よく口の中でほどける