売り切れ御免!食べないと後悔する数量限定メニュー Vol.1

肉好きPRがリピートする、幸せになるハラミ&タン

食のジャンルにおいても人々の好奇心をくすぐる「限定」の二文字。数が限られているからこそ、そのありがたみからより美味しく感じるのかもしれません。そこでそのお店に行ったら必ず食べるべき限定メニューを、食通の常連さんに教えてもらう連載がスタート。第一回の今回は大の肉好きアタッシェ・ドゥ・プレスの加藤紫織さんが愛してやまない限定焼肉を紹介します。

限定肉その1:気心の知れた仲間と楽しむ、隠れ名店の上ハラミ

「お肉大好き! なかでも一番好きなのが焼肉で、多いときで週に5回は食べに行くほど(笑)」というのは、時計ブランドなどのPRを手がけるアタッシェ・ドゥ・プレスの加藤織さん。「できればここは教えたくないけれど……」と加藤さんがこっそり耳打ちしてくれたのが、不動前の「焼肉しみず」。

「焼肉屋の店主や焼肉仲間など、焼肉通たちからすすめられて駆けつけたのが6年ほど前のこと。以来すっかりファンになり、ずっとリピートしています。庶民的な雰囲気で、肉のクオリティに対して驚くほどリーズナブル。赤身やホルモンも絶品で、何を食べても間違いのないおいしさ!」と大絶賛。加藤さんが必ずオーダーするというのが、限定メニューの上ハラミ。

上ハラミ3,000円(税別)。一日6〜7食限定。毎日肉市場に買い付けに行き、品質の良いものが入荷した時のみ提供される。粒生胡椒と山わさびの醤油漬け、昆布醤油をお好みでつけて。

レア気味で肉の味を楽しむのも、しっかりと火を入れてサクサクとした食感を噛みしめるのもよし。肉本来の魅力を最大限に楽しめるよう、下味で使う塩はあまり主張しすぎないものを選び、タレも甘さを控えめにするよう配慮を凝らす。

 

「国産の厳選したハラミを使っていて、ジューシーですごくおいしい。新鮮で品質も良く、味にうるさい肉仲間にも自信を持っておすすめできる一品です。塩かタレを選べますが、私は塩派。当日の入荷次第でその日提供する量が決まるので、予約時に人数分注文しておいた方が確実ですよ!」(加藤さん)

限定肉その2:接待や記念日など特別な日に食べたい、贅を極めた肉厚タン

「接待やデート、ちょっとかしこまった焼肉会の時に行くのが『西麻布けんしろう』。メニューはコースのみ。店内はオール個室で、お肉は全てスタッフが焼いてくださいます」と加藤さん。

加藤さんが必ず追加オーダーするというのが、限定メニューの「神のタン」。「産地にこだわらずに状態の良い国産のタンを厳選して使っていて、厚切りでありながら驚くほど柔らかい。系列店もありますが、神のタンが味わえるのはこちらだけ。一日6食ほどの限定販売なので、私は必ず事前に予約をしておきます」

「神のタン」1人前5,000円(税込・写真は2人前)。コースは1万6,000円〜(税込・サービス料10%別)。2万円以上のコースには神のタンがセットに。

スタッフがつきっきりで焼き上げること約10分。中火でじっくりと火を入れ、表面はカリッと、中はジューシーな仕上がりに。

余計な部分は切り落とし、タンの一番おいしい部分だけを贅沢に提供。塩胡椒で下味を付けているのでそのままでも、お好みでレモンをつけても美味。

いずれも売り切れ御免の早い者勝ち! 大のお肉好きが愛してやまない限定メニュー、その極上の味をぜひお試しあれ!

 

教えてくれたのは

アタッシェ・ド・プレス

加藤紫織さん

 

株式会社カリテ代表。証券会社営業、雑誌広告営業、雑誌編集を経て、2010年にPR&コミュニケーション業務を中心とした(株)カリテを設立。時計ブランドなどのPRのほか、英語、フランス語の通訳も。雑誌でオススメのお肉を紹介する連載を持っていたこともあるほどのお肉好き。

 

取材・文:小野寺悦子

撮影:森山祐子