いただけるお料理はこちら!

今回は門上さんお薦めのメニューを4品ご紹介する。

「冷やしお好み」は和だしを下地にした卵豆腐に、ソース、マヨネーズ、ネギ、鰹、天かすをトッピング。お好み焼きの材料で夏場に考えたお通し、とのこと。人気の品で、冬場でも食べたいというお客様からの声も多々だ。

「冷やしお好み」は日替わりのお通しとして供される(チャージ代440円)
 

門上さん

これで胃袋が活性化されます。

京都の「上田とうふ」のおあげは、鉄板で焼いたあと、バーナーで焦げ目をつけて香ばしさをプラス。信州麦麹味噌、鰹、砂糖をコトコト1時間炊きながら練り上げる自家製かつお味噌をのせて味わう。大根おろしとたまり醤油にスパイスを加えた醤油ダレも美味。

「上田のおあげ焼きとかつお味噌」715円。おにぎりや水なすにも最適な「自家製かつお味噌」550円は、お土産にも人気
 

門上さん

外はカリッと中はジューシー。かつお味噌もいい!

試作を重ねて作り上げた、お好み焼き。「キャベツキャベツしたお好み焼きではなく、お酒を飲むための生地を目指しました」と横山さん。軽く、さくっと、ふんわりした食感を求め、生地は水を一切使わず、山芋、卵、小麦粉を使って練りあげる。そこに豚バラをみじんにして混ぜ込んでいる。天かすを生地の上に敷き詰めて、カリカリ食感を演出。辛口ソースを甘くチューニングしたソースをかけたのち、着物の方を考慮して青のりを避け、カイワレをトッピングした。

水を使わず練り上げ寝かせた生地
天かすを敷き詰めた後、蓋をして蒸し焼きにして膨らませる
「茶美豚のお好み焼き」1,100円
 

門上さん

生地の膨らみが見事。天かすの存在を意識して味わいたいです。

焼きそばの具材は、炊いたすじコン、ネギ、もやし。2種をブレンドしたソースを使い、やや辛めの味付けに。仕上げにブラックペッパーを振りかける。

「和牛すじと九条ネギのソース焼きそば」1,430円
 

門上さん

牛すじのコクがたまりません。

今あることを大事に守る

今後について問えば「28歳から店を続けて、あと数年で20周年になりますが、地元の方々が支えてくださったことに感謝しています。今後は大きく変えようという感覚はなく、常連さんが来てくださる以上は、大事に今を守り続けていきたいですね」と横山さん。

 

門上さん

テーブル、カウンターともに温め用の鉄板があるのがうれしい。一枚の鉄板から多彩な料理が生まれる楽しさを堪能してほしいです!

教えてくれた人

門上武司

1952年大阪生まれ。関西中のフランス料理店を片っ端から食べ歩くももの足らず、毎年のようにフランスを旅する。39歳で独立し「株式会社ジオード」設立後はフードコラムニストというポジションにとどまらず、編集者、プロデューサー、コーディネーターとマルチに活躍。関西の食雑誌「あまから手帖」編集顧問であり、全日本・食学会副理事長、関西食文化研究会コアメンバー。著書には「食べる仕事 門上武司」「門上武司の僕を呼ぶ料理店」(クリエテ関西)、「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)、「スローフードな宿1・2」(木楽舎)、など。年間外食は1,000食に及ぶ。

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https://www.instagram.com/tabelog/

※価格は税込です。

文:木佐貫久代
撮影:福森公博