【カレーおじさん\(^o^)/の今月のカレーとスパイス】2025年9月を振り返る

9月でもまだまだ暑い日が続いていますが、ようやく秋らしい風が吹くようにもなってきました。台風もあり、気圧・気温の変化から自律神経も乱れがちな時期ですが、そんな時こそカレーです。と、毎月言っている気もしますが、そもそも虚弱体質だった僕が元気に過ごせているのは毎日カレーを食べるようになってからだと感じています。色々なカレーがあるからこそ、毎日毎食食べても飽きずにかつ健康でいられるのでしょう。
そして今月もさまざまなカレーをご紹介しました。

1. モンゴル料理の老舗が調布に移転。オリジナルのラムカレーも健在
2. ココナッツカレーの人気店が大山に姉妹店をオープン。具材の変化で自分好みに
3. 名店出身シェフが西早稲田に独立オープン。ビリヤニもインドカレーも
4. 下北沢の行列店が下北沢内で移転。王道から創作系までここにしかないおいしさ

以上4トピックス。気になったお店は是非ブックマークして、食べに行ってみてくださいね!

【第1週のカレーとスパイス】幡ケ谷時代に愛されたラムカレーがまた食べられる! ラム好きが通うモンゴル料理店が調布に移転オープン「モンゴル料理 青空」

かつて幡ケ谷にあった人気モンゴル料理店「青空」が調布に!

日本でも数少ないモンゴル料理店として人気だった幡ケ谷の「青空」。常連も多く長年愛されたお店だったのですが、建物取り壊しのため惜しまれつつ閉店。その後「モンゴル料理 青空」として2025年6月20日、調布の地に移転オープンしました。

店内の様子

モンゴル料理と言っても想像がつかない方も少なくないかと思いますが、羊肉を使った料理が多く、クミンなどのスパイスも使用されます。さらにこちらのお店には幡ケ谷時代から愛されたオリジナルのカレーもあるのです。

「千切り豆腐サラダ」

まずは「千切り豆腐サラダ」800円から。中国料理でも使用される豆腐干絲をサラダ仕立てにしたもの。ニンジンやピーマンなどとあえてさっぱりとした味付けの中に、クミンのスパイス感がアクセントとなっています。

「モンゴル串焼き」

続いて「モンゴル串焼き」2本500円。ラム肉を唐辛子やクミンなどのスパイスと共に焼いたものなのですが、これも必食の逸品。ラムのうまみとスパイスの香りの相性の良さは多くの方の知るところであり、その良さを存分に堪能できる料理です。

「特製ラムカレー」(大)

そして「特製ラムカレー」大1,200円/小750円。ラムとじゃがいも、ニンジンのカレーです。本来モンゴル料理にカレーは無いと言われますが、日本のモンゴル料理店でカレーを出すお店は複数あり、その先駆けがこちら青空だと言えるでしょう。グレイビーにラムのうまみが溶け出し、スパイスの香りでクセのある部分は程よくマスキングされていて、食べやすく優しいテイストのカレーです。幡ケ谷時代から変わらぬおいしさで笑みがこぼれました。

「ラムホルモン煮込み」

他にも「ラムホルモン煮込み」1,200円や「牛肉サンド」700円など、個性的な料理を味わえるお店。

「牛肉サンド」

日本人は食に対して保守的で食べたことの無い料理に手を出す人は少ないと言われますし、羊肉が苦手という方も少なからずいますが、こちらのお店はそんな方にもおすすめの日本人の味覚に馴染みやすい料理が多いです。勇気を出して行ってみてください。新たな扉が開けて食生活の充実度が高まりますよ。

【第2週のカレーとスパイス】まろやかココナッツカレーに癒やされる。新御茶ノ水の百名店が姉妹店をオープン「チャントーヤココナッツカリー 大山店」

カレー激戦区である御茶ノ水エリアにおいても安定の人気店となっており「食べログ カレー TOKYO 百名店」にも選出されている「チャントーヤココナッツカリー」。その名の通りココナッツベースの甘みが特徴あるカレーのお店なのですが、2025年7月12日、東京・板橋のハッピーロード大山に姉妹店「チャントーヤココナッツカリー大山店」がオープンしました。

新御茶ノ水の人気店「チャントーヤココナッツカリー」の姉妹店として大山駅そばに誕生!
店内は爽やかな雰囲気

白い砂浜をイメージさせる内装は御茶ノ水の本店同様におしゃれでリラックスできる雰囲気。

トッピングも豊富なので、さまざまな組み合わせによる変化を楽しめます

ココナッツベースのカレーはタイカレーとも近いのですが、オーセンティックなものとは違う独自の着地。辛さ普通なら誰にも食べやすい優しいテイスト。刺激が欲しい方は中辛以上が良いでしょう。

「タイ風スパイシーソーセージと3種のキノコとトマトのカリー」

さまざまなメニューがあるのですが、僕のイチ推しは「タイ風スパイシーソーセージと3種のキノコとトマトのカリー」1,350円です。ソーセージと言っても日本やドイツのものではなく、タイ料理のサイウアやサイクロークイサーンを思い浮かべた方がイメージは近いでしょう。

秋の味覚・きのこをたっぷり楽しめるメニュー

形をあえて崩したタイ風ソーセージにエリンギ、舞茸、しめじときのこ3種が織りなすうまみに、トマトのうまみも加わって奥深い味わいとなります。

ランチタイムはミニサラダ付きで提供

ランチタイムにはミニサラダが付くのもうれしいサービス。

「ベーコンと豆腐とキクラゲのカリー」に「トロすじ」をトッピング

レギュラーメニューにトッピングを加えて楽しむのも良いでしょう。「ベーコンと豆腐とキクラゲのカリー」1,250円に「トロすじ」350円をトッピングすれば、たんぱく質もしっかりとれてトレーニーにもうれしい具沢山カレーとなります。

トロッと煮込んだ牛すじがカレーにもライスにも合います

チーズをのせて焼いた焼きチーズ系も定番の人気。「チキンとナスとトマトの焼チーズカリー」1,350円は、そのすべてがココナッツカレーと相性良好な具材ばかりで間違いのないおいしさ。それぞれライス小盛りにすると20円引きとなるのもうれしいです(写真はすべてライス小)。

「チキンとナスとトマトの焼チーズカリー」

ベースのカレーは1種類ですが具材の豊富さと辛さで変化を出せるので組み合わせはさまざま。通って自分のお気に入りメニューを探すのも楽しいお店。御茶ノ水同様、こちらも人気店となっていきそうです。