薄皮、厚皮、鉄板餃子、ジャンボ餃子etc…。都内だけでも星の数ほど種類がある餃子。今回は町中華専門家の曾茂さんに、東京で餃子を食べるならここ、というおすすめのお店を教えていただきました。あなた好みの餃子が、きっと見つかる!
1. 您好(幡ケ谷)

粗めに切った肩ロースは噛むほどにうまみがにじみ出て、粗切り野菜の甘さと食感がそれを引き立てる。職人が手で延ばした皮はモチモチ、小麦の香りまでおいしい。焼き、水、揚げの3種が揃い、しかも焼きと水は包み方まで変えるという芸の細かさ。某有名グルメアワード常連の実力は、食べる側にも試される。
2. ファイト餃子(巣鴨)

「ホワイト餃子」の暖簾分け店。厚めの俵形、揚げ焼きにした皮はまるで香ばしいパンのよう。ラードのうまみをまとったパリもちボディに、野菜たっぷりの餡が優しく寄り添う。
たっぷりラー油を付けるのもおすすめ。持ち帰りはオーブントースターで焼き直せば、カリッと感が蘇る。いやぁ、やっぱりコレだよ。
ファイト餃子
[東京] 庚申塚駅 449m / 餃子、中華料理、食堂
3.49 1121人
¥2,000~¥2,999
~¥999
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東京都豊島区巣鴨4-23-6
3. 餃子の王さま(浅草)

浅草で最初に焼き餃子を出したという、歴史ある専門店。名物の野菜餃子は、薄皮がパリッと香ばしく、小ぶりで何個でもいける軽やかさ。肉餃子やスープ餃子も揃い、食べ比べできるのもうれしい。長年通う常連も、初めての観光客も、一口食べれば笑顔に。まさに「餃子の王さま」。
餃子の王さま
[東京] 浅草(東武・都営・メトロ)駅 252m / 餃子、中華料理、ラーメン
3.53 2128人
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
火曜日
東京都台東区浅草1-30-8
4. 亀戸餃子(亀戸)

一度は試してほしい「わんこ餃子」の注文スタイル。メニューは餃子とドリンクだけ。ご飯も一品もない、潔すぎるメニューにしびれる。着席するとまずは自動で1皿、あとは空いたタイミングで「おかわりどうしますか?」と店員さんから声がかかる。薄皮パリッと、中はジューシー。野菜多めで軽やか、一口サイズで手が止まらない。味変は和からしでピリッと。気づけば5〜6皿は当たり前。