〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
とんかつ 蒼樹(神奈川・上大岡)

2025年2月、上大岡駅から徒歩7分ほどの場所に、「食べログ とんかつ 百名店」に選出されている「とんかつ 蒼樹(そうき)」が移転オープンしました。店主の守屋氏は和食料理人歴8年で、大手飲食チェーン店に15年勤めた後、2021年に上大岡駅で「とんかつ 蒼樹」をオープン。徹底された環境で穀物中心の餌を食べてすくすく健康に育った「林SPFポーク」に魅せられ、豚肉のうまさを最大限に引き出したとんかつを提供してきました。
切りたて・揚げたて・炊きたての「三たて」のとんかつが多くの人に支持され、以前の店舗では予約が取りにくい状況に。クオリティの担保ができる程度の席数増を行うため、移転を決意したとのこと。創業時から地元に根ざしたお店を心がけ、上大岡で愛されてきたため、移転先は創業店から大きく離れないこの地に決めたそうです。

老舗のとんかつ店はなかなか入りにくい雰囲気のお店が多いため、新店舗は誰でも入りやすいお店を目指したそう。広々とした店内は和モダンな印象で、客席はカウンター8席とテーブル8席の計16席です。ライブ感を楽しめるカウンター席は、全席料理に光が当たるよう、照明にもこだわっています。

平日のランチタイムには「蒼樹ランチ」、ロース・ひれ・大えびの3種を楽しめる2,500円のものと、ひれ・ささみ・チキンかつ・大えびの4種・2,600円のものを限定5食ずつ用意。+ロースの5種・3,200円は限定3食で、それぞれにつく「大えび」は+300円で頭から尻尾まで食べられる「天使の海老」に変更できます。

同店の看板メニューは「林SPFポーク ロース&ひれ定食」2,900円で、とんかつ業界のトップブランド豚・林SPFポークのロースとひれを同時に食べられる贅沢な定食です。オーダーを受けてから低温でじっくり揚げられたとんかつは、臭みがなく良質な脂のうまみを堪能できます。ヒマラヤ岩塩・花藻塩・ソースがあるので、まずは塩で肉そのものの味わいを楽しむのがおすすめです。1人分の釜で提供される炊きたてのご飯には「宮城県産つや姫」「宮城県産ひとめぼれ」「新潟県産コシヒカリ」など、月替わりによって違った産地の米を使用。定食に付く具沢山な豚汁とキャベツはおかわり自由というのもうれしいですね。

「林SPFポーク しゃとんブリアン定食」3,800円は、希少な林SPFポークひれ肉1本から1人前だけしか取れない蒼樹のスペシャリテ。厚みがあるのにしっとりやわらかな噛みごたえと、圧倒的な肉のうまみが味わえます。

他にも、食べる国宝と呼ばれるマンガリッツァ豚と肉質の良いデュロック種との交配「贅豚」を使ったとんかつや、サシが雪のように入った「あわ雪ポーク」、キメの細かい肉質が特徴の「よねかわ潮風ポーク」など、その日の「ゲス豚(ゲスト豚)」のとんかつを楽しめます。日によっては、単品で「新じゃがバター」350円や「新玉ねぎフライ」300円、「三陸のかきフライ」480円があることも。
人気店のため予約は必須。予約はお店のInstagramやX、TableCheckで行えます。切りたて・揚げたて・炊きたてにこだわった、これまでのとんかつの概念を変える、ここでしか味わえないとんかつを体験しに足を運んでみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント

『ランチタイムは盛り合わせの「蒼樹ランチ」があり、これが人気ですが、わたしはエビフライやササミ系ががそこまで好きではないのでおすすめだという「ロース&ひれ定食」(2,900円)にしました。
ごはんは注文が入ってから1人分の釜で炊く方式で、お米は日替わりです。
ごはんもとんかつも時間がかかるため先にとん汁が提供されます。
とん汁はおかわりできるので前菜がわりに食べてしまっても大丈夫です。
炊き上がったお米は砂時計と一緒に出されるので、砂時計が落ちきってから自分でお茶碗によそっていただきます。とんかつもごはんと同タイミングで提供されました。
林SPFポークを低温でじっくり揚げたとんかつは、中心部が綺麗なピンク色のグラデーションになっています。ヒマラヤ岩塩・花藻塩・ソースがあるので好きな調味料でいただきます。
ひれは塩で、ロースは塩とソースでいただきました。
お肉が柔らかく脂が乗っていてとても美味しいです。
とんかつもたくさん、ごはんはお茶碗2.5杯分ありわたしにはちょっと多かったですが、とん汁のおかわりもして完食しました』(tora_doraさん)

『移転してお店の前にオートバイなら一台置けるので助かりました。
オープン前のレセプションに行った際には立食でのパーティーだったので、移転後初の通常営業での訪問でした。
週末は予約がいっぱいで、ちょくちょくテーブルチェックを観ていると、前日の13時に空きがあるのを発見して運良く土曜日に伺う事が出来てラッキーでした。
店内はキッチン、カウンター、動線など広々していて気持ちいいです。
本日は初めて食べるスペシャルメニューの「よねかわ潮風ポークと新玉ねぎフライを注文。
ご厚意でロース&ヒレではなく、ヒレのみにしていただきました。
以前と同じく、黒豆茶、お漬物、豚汁が先に運ばれて、釜だきのご飯が蒸しあがるのを待ちます。
砂時計が落ちてご飯が食べ頃になる頃に、よねかわ潮風ポークのヒレが着皿。
いつも頂いている林SPFポークよりはマンガリッツァ豚系の贅豚に近い肉質で、噛みごたえも感じつつ甘くてもちもちした食感が美味しかったです。
カウンターの奥行きが広がって、これだけの品を全部置ける様になりゆっくり頂く事が出来、また予定が出来たら直ぐでも訪問したいと思います』(iSotopeさん)
※価格は税込。