〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
らぁ麺 花筏(東京・亀戸水神)
2024年9月、亀戸水神駅から徒歩9分ほどの場所に、鶏をメインとした淡麗ラーメンを提供する「らぁ麺 花筏」がオープンし、開店直後から高い評価を得ています。店主は10代で調理師免許を取得し、20代でフードコーディネーターの資格を取得。30代でラーメン業界に入り、都内のラーメン店で7年ほど勤務し、資金のめどが立ち独立しました。働きながら修業を積んだのは、メディアでも取り上げられる人気ラーメン店「ど・みそ」。修業先は味噌ラーメンで有名ですが、同店では醤油と塩のラーメンを提供します。
人気ラーメン店が多数あり激戦区として知られる亀戸ですが、ラーメン店は繁華街のある亀戸駅北口に集中していたので、落ち着いた住宅地の東口にあるこの場所なら、地元の方々に愛されるお店を目指すには良いと思い、この場所を選んだそう。外観は真鍮表札の専門店に依頼した表札と、ロゴデザインを制作してもらったという白い暖簾がお洒落で、一見ラーメン屋に見えない落ち着いた雰囲気。木の引き戸を開けると、清潔感のあるお洒落な店内にL字形のカウンターがあり客席は8席です。
おすすめは「特製らぁ麺 醤油」1,400円と「特製らぁ麺 塩」1,450円。「特製」はチャーシュー2種とワンタン、メンマ、ネギ、味玉がトッピングされ、同店の魅力がこの一杯に詰まっています。
「醤油」のスープは小豆島、滋賀、島根、糸島などの醤油11種類をブレンドしているそう。鶏のおいしさが前面に出てコクがあり、飲み干してしまうおいしさです。「塩」は塩ダレに高級料理酒「蔵の素」を使用し、貝だしのうまみが溢れ滋味深い味わい。基本的なスープは一緒ですが、醤油と塩で全然印象が違うので、是非食べ比べてみてください。
炭火でじっくり焼き薫香を纏わせた林SPFポーク肩ロースのつるし焼きのチャーシューは香りも良く柔らかくジューシーと、食べた方から絶賛されています。卵本来のコクがある奥久慈卵を使用した味玉も、半熟でトロッと仕上げられていて好評です。
「牛すじ煮込みご飯」350円や「つるし焼チャーシューご飯」400円も既にリピーターがいるほど人気で、トロトロに煮込んだ牛すじ、香ばしく炙ったゴロゴロチャーシューに特製のタレ、どちらもご飯によく合います。ご飯はコシヒカリを使用し、その日に提供する分を毎朝精米してから炊いています。
オープン早々ラーメン好きの方から高評価を得ている「らぁ麺 花筏」、飲み干したくなる一杯を味わいに訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『「らぁ麺 醤油」950円
重厚な和の丼にチャーシュー、メンマ。
2種のネギが盛られ、拍子切りのネギも散らされ美しいです。
スープはまず明確に貝の旨味。
かと言って上品過ぎるわけではなく、様々な出汁でドッシリ厚みがあります。
醤油は結構ガツンとくる味わい。
太い旨味で余韻もあり、分かりやすく最後まで旨いです。
麺はストレート中太麺。
粉の密度が濃くムチムチで食べ応えあります。
チャーシューは林SPFor岩中豚の吊るし焼き。
大きくブリンブリンで美味しいです。
穂先メンマをカットしたメンマはクニクニ。
具材も美味しく、煮豚やワンタンが乗った特製も相当良さそうです。
SNSに流れてきた見た目から上品淡麗系かと思いきや、嬉しい誤算のバチっと旨い一杯』(デイルス・マイビスさん)
『待つこと11分で「特製らぁ麺 醤油」が提供されました。
ビジュアルは「美味いの確定」レベルにしっかりと仕上がっています。
海苔が見えないのがちょっと残念ですかね。
丼は熱々で、温度管理もしっかりしてそうです。
スープを一口いただいて唸りました。これは超絶バランス型の美味いやつです。
鶏水系や節系等のの既視感を感じさせない、旨味が溢れるスープでひたすら飲みたくなるものです。
鶏豚中心の動物系のしっかりしたボディにほんのり節系や乾物系の旨味が重なって、こだわりの醤油は尖ることなくマイルドに口内に適度な塩味と豊潤なコクを感じさせます。
後入れの油も単なる鶏油ではない香味油仕立てのものでまろやかで旨味をブーストしてくれています』(maru5585さん)
※価格は税込。