〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
カフェタナカ(東京・日本橋)
2024年10月9日、日本橋三越本店 本館地下1階に「カフェタナカ」がオープンします。東京初進出、関東での第1号店となります。本店、名古屋や大阪のデパートで完売必至のクッキー缶で有名な「カフェタナカ」。これまで東京ではデパートの催事などで登場していましたが、待望の常設店の誕生です。

「カフェタナカ」の前身は1963年に創業した自家焙煎珈琲専門店「タナカコーヒー」。2代目となるグランシェフパティシエの田中千尋さんが「カフェタナカ」としてリニューアルオープンしました。

田中千尋さんは「父のコーヒーに合うフランス菓子を作りたい」と渡仏し、パリで修行を積み重ねてきた実力の持ち主。カフェで供される、素材一つ一つにこだわり、フランスで習得した伝統技法で作ったスイーツは多くの人々を虜にしました。

クラシックな空間で楽しむコーヒーや紅茶とスイーツのひとときが「カフェタナカ」の魅力の一つですが、やはり全国で名が知られるようになったのは、メインブランド「レガル・ド・チヒロ」のクッキー缶です。
ゴールドの文字とロゴが浮き出たクラシックなレリーフ缶の蓋を開けると、中には宝石のようなクッキーや焼き菓子がぎっしり。思わず笑みがこぼれてしまいます。

もちろん、人気の秘密はビジュアルの美しさだけではありません。粉、バター、砂糖といったシンプルな素材にこだわり、フランス菓子の伝統技法に学んだ技術を一枚一枚のクッキーに表現。焼いた小麦粉の香ばしさ、バターのミルキーな香り、カリッ、サクッとした菓子ごとに異なる食感の楽しさなど、手間ひまを惜しまない丁寧な菓子作りならではのおいしさにあふれています。詰め合わせるクッキーは食べ合わせのバランスまで計算しているのだそう。まさに“おいしいごちそう”の意味を持つ「レガル」にふさわしいスイーツです。

日本橋三越本店では、定番の人気商品「レガル・ド・チヒロ シュクレ」「ビスキュイ・シンプリシテ」に加えて、同店限定のクッキー缶「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン」が登場します。パッケージは日本橋三越本店の世界観を表現し、側面に三越の象徴であるライオンモチーフが描かれるなど特別な缶になっています。

缶の中には、江戸桜通りをイメージしたクッキーや、日本橋三越本店ゆかりの名店、カツオ節の「にんべん」とお茶の「松北園」の素材を使用したクッキーなど、ここでしか買えない限定スイーツが詰められています。

このほか、希少な蒜山産ジャージー乳の発酵バターを使った「フィナンシェ バニーユ・スーペリュール」や、飛騨の山奥で採れる日本ミツバチのハチミツを使った「アマンドゥース・ミエル・ジャポネ」といった焼き菓子も、日本橋三越本店限定で登場します。
名古屋の本店を含め、いずれの店舗もスイーツを求める行列が絶えない「カフェタナカ」。東京でも一躍スイーツファンの心を掴む人気のパティスリーとして話題を呼ぶこと間違いないでしょう。
※価格はすべて税込。