〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
横浜みかん(神奈川・平沼橋)
2024年8月、横浜駅西口、平沼橋駅からそれぞれ徒歩7分ほどの場所にある「うにと牡蠣と日本酒と 遊成」が、「横浜みかん」と名を改めてリニューアルオープンしました。新橋で人気を博している、海鮮にこだわる大人の居酒屋「食堂みかん」の姉妹店となります。
少量多皿の季節の和食を中心としたおつまみコースを、日本酒5種を含む飲み放題と一緒に楽しめます。
店主の安藤憂誠氏は自然が多く三陸のおいしい海の幸が豊富な岩手県洋野町で生まれ、19歳で老舗和食店で修業を始めました。21歳でチェーン居酒屋へ転職し、現場調理スタッフから始まり、料理長、エリア責任者、商品開発と多くの経験を経て2017年独立開業。現在では3店舗を展開しています。
店内はライブ感を楽しめるカウンター席とテーブル席があり、全12席。レトロなライトの温かみを感じる落ち着いた空間で、一人でも食事がしやすい雰囲気です。カウンター席の角を使用すれば6名まで着席可能。一斉スタートになり、6名以上で予約の際は電話で相談が必要です。
おすすめは全12品の「おまかせコース」8,800円で、名物の「こぼれウニとろ」をはじめ、創業から人気の味「五代目うにボナーラ」、新名物の帆立ベースの「うにシウマイ」などの他、季節ごとに変わる少量多彩の料理が楽しめます。驚きなのは日本酒を含む定番ドリンクメニューは無料! その時季ならではの酒やおすすめドリンクも+300円から楽しめます。
追加メニューでは「生牡蠣」780円~や、「生うに刺し」1,800円~、「食堂みかん」のオリジナルメニューで独自開発の赤酢を使ったシャリがおいしい「みかん巻き」1,800円なども用意。21時以降はアラカルトでの注文もでき、2軒目利用にもおすすめです。単品利用の場合は30分ごとに1人500円の席料で、ドリンクがほぼ0円になります。お酒好きにもうれしい新しいスタイルの海鮮割烹、予約困難になる前に足を運んでみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『予約して頼んだのはお任せコース8,800円、計13皿。この時間はアラカルトも頼めるようだけど、先ずはお勧めのお任せコース。
・もち湯葉と刻みオクラと筋子
もちもち湯葉、トロッとしたオクラと丁度いい塩味の自家製イクラの醤油漬け細長スプーンで頂きます、色々な食感が口に流れ込む感じ。イイね。もうすぐにビールから日本酒に切り替えて米鶴へ。
・磯つぶ貝 (北海道噴火湾)
プリプリつぶ貝、大粒だけど肝まで新鮮。ここで奥さん北雪へ。
・お吸い物 (蔓紫と茗荷と茄子 鰹と昆布出汁)
ツルムラサキは言わずもがなのトロッとした食感。出汁を十分に吸った茄子がジュワーととろける。
お造り前に紀土をグビリ。
・真鯛とカイワレ和物
ネタ箱から出てくるのが何か食材大事にされてる感じがしてイイね。カイワレ和物もちょっぴりいいアクセント。
・炙りカンパチ (愛媛)
同じくネタ箱から。布巾を捲るとスラッと薄ピンクの身が静かに横たわってる。スイッスイッと和包丁を身に入れる手つきと所作がとても綺麗、美しい、見とれちゃいました。サッとバーナーで皮目を炙る。塩で頂く。岩手野田の塩との事。後付けだけど、三陸の海水を直接煮出して作ったお塩らしい。ミネラル多めで丸みのあるお塩。炙られてキュッと締まったカンパチの旨みが引き立つ。
・紫ウニこぼれ (宮城)
「名物です」と出て来たのは、マグロ赤身でシャリをくるっと巻いた上にウニをドン、そしてこれでもかとイクラ醤油漬けをのせたひと皿。モウあむってひと口しかない。旨いなぁ。奥さん九頭龍、しっかりした味。自分は三重の秋酒ふくろうへ。
・ウニ焼売
ウニ醤油を敷いたお皿に帆立の焼売とウニ。言わずもがな、旨い!
・手羽先一夜干し
これが予想以上にとっても美味しい。小ぶりだけどパリパリに焼けた皮が香ばしい。イイね。ここでさっぱりみかんソーダ。粒々が入ったみかんリキュールを割ったもの。これもグビグビ。
・貝出汁の茶碗蒸し
上にかかった大根餡が優しい茶碗蒸し。アサリの出汁かな。トビコがプチプチ 楽しい食感。
美味しかったので今度は白ワインみかん。ちょっと甘いかな。
・鰹レアかつ
お店に入った時に丁度サーブされる所。アラカルトで頼もうと思ってたらコースに入ってるとの事。揚がった塊のような鰹にザクッと包丁入れると、パンパカパーンと割れて牡丹色の身が…。この大きさがイイ。ガブリとレア状態の鰹にかぶりつく。ちょっとしょっぱいけれどネギソースがイイ。美味しい!
・マスカルポーネとシャインマスカット
HPではトマト。出て来たのはシャインマスカット。野田の塩かな、薄く振った塩の上にマスカルポーネが載ってる。ネットリとしたチーズをマスカットの上に載せると塩味も加わって甘美な味。これはトマトよりマスカットが合ってると思うな。ワイン飲みたくなる、とてもイイ箸休め。
・5代目ウニボナーラ
パスタに合いますよーとの事で、ここでクラフト酒へ。トマトとバジルを米と一緒に醸したお酒。マルゲリータをイメージとは大胆。チャレンジングなお酒でこれはこれで好きだな。そしてドンと登場したのはお花畑牧場のラクレット。イイ感じに窪んでる。そこにもちもちパスタを流し込んでチーズを纏わせる。最後に黄身をポトンと落として供される。少し太めのパスタだから丁度良い量。
・果物 梨
キリリとしたイチローズモルトのハイボールで締める。ジューシーな梨ととても合う。
そのカウンターを守っていたのは若女将と言うにはまだうら若い、包丁扱いの所作がとても綺麗な女性。説明も丁寧、スタッフへの目配り気配りもしっかり。帰りは姿が見えなくなるまでお見送りしてくれました。嬉しい気遣い』(U-GOURMANDさん)
『系譜を踏襲しつつ、差別化も取り入れたコースは圧巻の一言!
エンタメ性もあり終始美味しく楽しみながら堪能することができました!
小浜の雲丹にメバチマグロ、自家製のイクラをたっぷり使ったシグニチャーメニューでもある「シン・こぼれウニとろ」、帆立ベースのシウマイに北海道のバフンウニとうにソースを合わせた横浜オリジナルの「うにシウマイ」、そして毎回楽しみな花畑牧場のラクレットチーズを使った「ウニボナーラ」など見どころ、味わいどころが盛りだくさん!
豊富なフリーフローも加わり総じて大満足なディナーとなりました!
こちらも予約困難化が確実そうなので気になる方は早めの訪店をオススメしたいです』(yoshimurakeiさん)
※価格は税込。