〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
dacō? 駒沢(東京・駒沢)
2024年9月11日「dacō?(ダコー?)」が東京・駒沢にオープンしました。福岡発の大人気ベーカリー「AMAM DACOTAN(アマムダコタン)」のアナザーブランド「dacō(ダコー)」と、行列が絶えない人気生ドーナツ専門店「I’m donut?(アイムドーナツ?)」の2つを融合させた新ブランドの誕生です。
桜新町に1号店が誕生して以来、お茶ノ水、福岡、中目黒と快進撃を続ける「dacō」。都市型ベーカリーをコンセプトとし、小ぶりの食べきりサイズのパンが特徴です。いずれの店もオリジナリティあふれるパンを求めて、連日、大勢の人が訪れています。
「AMAM DACOTAN」から生まれたもう一つの人気ブランドが「I’m donut?」。「これってドーナツなの?」と思わず問いかけてしまうほど、モチモチしていながら口の中でとろける、今までにない新食感ドーナツが大人気となり、ドーナツブームをけん引する存在となりました。
そんな2つの人気ブランドが融合して誕生したのが、クエスチョンマークをつけた「dacō?」です。これまでも「dacō」では生ドーナツを扱ってきましたが、「dacō?」ではよりバリエーション豊富にできたての生ドーナツが楽しめます。
店舗は、駒沢オリンピック公園にほど近い場所にある2階建ての一軒家カフェ。1階が販売、2階がカフェスペースになっています。イートインでくつろいでもいいですし、テイクアウトして緑いっぱいの公園で楽しんでもいいですね。
1階は白い外壁に合わせて、白が基調のシンプルでモダンなインテリア。2階は天井や壁の古い木材の味わいを生かした素朴で温かみのある空間。置かれているモダンなデザインの家具に「dacō?」ならではのセンスが感じられます。席数は35席。そのうち約20席はペット同伴可。ドッグフレンドリーな場所が多い駒沢にぴったりのカフェになっています。
「dacō?」では、期間限定の商品を合わせて約10種類の生ドーナツと、総菜系、スイーツ系合わせて約50種類のパンが店頭に並びます。さらにドリンクも約20種類を用意。あれこれ組み合わせてお気に入りを見つけたいですね。
小ぶりだけどおいしさがギュッと詰まった「dacō」のパンと、一度食べると忘れられない「I’m donut?」のドーナツ、両方が食べたい!というよくばりを叶えてくれる「dacō?」。
自家製サルシッチャと野菜たっぷりで、小ぶりながら食べ応え抜群の「ダコーバーガー」(421円)。フワシュワッのくちどけとサクサクのクッキー生地のコントラストがたまらない「生メロンパン」(356円)。ぜいたくにフルーツとクリームをたっぷり使った「季節のフルーツサンド」(421円)。「dacō」のスター級の人気アイテムがしっかりと勢ぞろいします。
「I’m donut?」のラインアップも充実。数種類の小麦と丸ごと焼いたカボチャを練り込み、低温熟成発酵させたモチモチ生地にカスタードクリームをぎっしり詰めた「カスタード」(378円)。愛らしいビジュアルの「フランボワーズ」(399円)はフランボワーズのピュレを忍ばせたクリームが甘すぎず、大人が楽しめる味わいです。
ドリンクはコーヒー系、紅茶系のオリジナルドリンクの他に、おすすめは抹茶系。濃厚な抹茶と、ブラッドオレンジなどのフルーツジュースを組み合わせたドリンクは「dacō」ならでは。素材を生かしたパンやドーナツとの相性も抜群です。
「dacō」「I’m donut?」など都内各所に店舗が増えつつありますが、何より大切にしているのは「手作りのおいしさ」だと代表を務める平子良太さんは語ります。「店舗が増えても、大切にしているのは、パンや挟む具材、クリームなどを当たり前のようにていねいに手作りすること。毎日、研究も重ねています。やはりパンやドーナツがおいしいということに一番注目してほしいなと思っています」(平子さん)
2つのブランドを融合させることで、普段使いのパンを買ったり、ちょっとご褒美のドーナツを楽しんだりとさまざまな使い方ができる店となった「dacō?」。一口食べれば思わす顔がほころぶおいしさのパンとドーナツを求めて出かけてみてはいかがでしょう。
※価格はすべて税込。