たった4樽の特別なウイスキーが誕生

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ウイスキー人気が覚めやらず、人気銘柄においては在庫がなくなり出荷停止になるというニュースまで耳にすることがありますが、一方で初めからわずかな樽数しか生産しない希少なウイスキーというものがあります。

 

世界中で愛され続けているアイリッシュウイスキー「ジェムソン」で人気の「ジェムソン カスクメイツ」シリーズから、新しく登場した「ジェムソン カスクメイツ – 東京エディション」がまさしくその希少なウイスキーのひとつ。名前のとおり、東京限定の特別なウイスキーとなっています。

 

クラフトビールを熟成した樽をウイスキーの後熟に使用することで、より複雑で豊かな味わいに仕上げる「ジェムソン カスクメイツ」の世界的な人気にインスパイアされて、製造された東京エディション。今回ジェムソンとコラボしたのは、「ワールドビアカップ2016 ブリティッシュスタイル・インペリアルスタウト部門」で金賞を受賞した東京のクラフトビール ブルワリー「DevilCraft(デビルクラフト)」というから、期待感が高まります。

ウイスキー×クラフトビール、一体どう交わる?

2社がどのようにしてコラボレーションをしたのか、その複雑な工程を順を追ってご紹介します。

 

①アイルランドから、ジェムソンのウイスキーの熟成に使用した樽を東京へ送る。

 

②ウイスキー樽で、DevilCraftの2種類のクラフトビール(インペリアル・スタウト、インペリアル・ライ・ブラウン・エール)を別々の樽で熟成し、数量限定でバレルエイジドビールを製造する。

 

③空になったビール熟成樽を再びアイルランドの蒸留所へ送り戻し、ジェムソンのウイスキーを約10ヵ月間、後熟に使用。出来上がった2種類のウイスキーをブレンドする。

 

④完成したジェムソン カスクメイツ – 東京エディションが、東京に上陸!

 

この4ステップを見ただけで、贅沢なウイスキーが出来上がったということがお分かりいただけたでしょうか。

海を越えて届いた、複雑でリッチな味わい

ステップ3でブレンドする前の、インペリアル・スタウトの樽で熟成したウイスキーと、インペリアル・ライ・ブラウン・エールの樽で熟成したウイスキー。

 

ステップ2で樽熟成したクラフトビール「インペリアル・スタウト」と「インペリアル・ライ・ブラウン・エール」。この2種類のバレルエイジドビールの樽それぞれで寝かせたウイスキーをブレンドすることで、さらに複雑で芳醇な風味のウイスキーが誕生しました。

出来上がったジェムソン カスクメイツ – 東京エディションは、実際に飲んでみると、2種の黒ビールの甘くほろ苦い風味が調和し、味わいに深みを持たせていることが感じられ、じっくりと舌の上で楽しみたくなります。

DevilCraft 神田店/出典:びあまぐさん

 

この東京エディションは、世界に4樽分しかない貴重なものなので、当然なくなったら販売は終了です。販売店舗はDevilCraftの3店舗をはじめとする、都内のバーやパブにて。複雑でリッチな味わいを確かめたくなったら、その直感に従ってお店へ駆け込むべし!

 

販売店舗:DevilCraft 神田店、DevilCraft 浜松町店、DevilCraft 五反田店、Tap Stand、Goodbeer faucets、Titans Craft Beer Taproom & Bottle Shop、The Grub、Beer Pub Rogue、KAZU BAR 、GAOKA Standほか

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