【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレー#10】「青い鳥」
幡ヶ谷にある重ね煮カレーの名店「青い鳥」。大好きなお店のひとつです。
重ね煮とは、陰陽の考え方をもとに、砂糖や化学調味料は使わず、野菜が持っている本来の美味しさを最大限に引き出す調理法のこと。シェフの千絵さんはインドスパイス料理研究家の香取薫先生からカレーを学び、新中野のカレー居酒屋「やるき」で働いていた方。重ね煮も正統な継承者から学んだということで、由緒正しく信頼できる料理人です。
「ポークキーマ+和牛と七味唐辛子のカレー」
今週僕がこちらでいただいたのは、「ポークキーマ+和牛と七味唐辛子のカレー」です。ポークキーマは黒胡麻、ふき、ビネガー使用でオリジナリティのあるシャープな味わい。和牛のカレーには七味と長葱が入り、和の要素も感じます。こちらのカレーは基本的に週替わりでインドメニューとスリランカメニューに替わるのですが、和のテイストが随所に散りばめられているのが特徴。老若男女、どのような方にもおすすめできるカレーです。
副菜ものって実にヘルシー。味はしっかりと余韻も残る美味しさで、いつ行っても大満足なのですが、こちらのお店の凄さはこれだけにとどまりません。
「重ね煮ココナッツカレーうどん」
実は僕がこちらのお店で一番好きなのは、カレーうどん。夏はココナッツカレーのつけうどんスタイル、冬は重ね煮味噌煮込みうどんと、どちらも最高においしいです。今までにカレーうどんも色々食べてきましたが、そんな僕の中でのカレーうどんランキング1位は、こちらのカレーうどんと言える程。
どうしてここまでおいしいのか聞いてみると、店主の健壱さんは目黒の「山下本気うどん」の元店長で、千絵さんも銀座の「佐藤養助」で働いていたことがあり、お二人ともうどんの名店で修行されていたからこそ。青い鳥のうどんも佐藤養助から仕入れているのですから、それはおいしいに決まっています!
余談ですが、健壱さんはプロの総合格闘家。お店の料理も店員さんの人柄も奥が深すぎて、一度や二度では味わいきれない名店です。
今年の夏は残念ながら、基本的にカレーうどんはレギュラーメニューとして出さない予定とのことですが、ディナータイムには気まぐれで出すこともあるかもしれないとのこと。是非何度も通って、色々と食べてみて、それぞれのお気に入りを見つけてほしい、本当に素敵なお店です。