〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
京都担担麺 金鵄楼 本店(京都・丸太町)
2024年3月25日、「京都担担麺 金鵄楼(きんしろう)本店」が京都・丸太町にオープンしました。名古屋にある「食べログ 中国料理 EAST 百名店」にも選出された中国料理店「吉珍樓」で活躍していた総支配人が独立し、開業した店です。
場所は京都御所の南側に広がる“御所南”と呼ばれるエリア。京都の町屋を改装した店舗は、入り口に竹の装飾をあしらい、店名を彫った木の看板に和の風情が感じられます。
席数はカウンター7席。店内は高窓から明かりが差し込み、こぢんまりとしながらも明るく、開放感があり、女性1人でも入りやすい雰囲気があります。
店のオーナーは、アパレル業界や飲食業界で活躍し、さまざまな業態の立ち上げ、企画、運営に携わってきました。前職の「吉珍樓」では総支配人として活躍。独立のきっかけは半年間の入院生活。すっかり快復しましたが、その間、勤務先の経営に変化があったこともあり、以前から考えていた故郷、京都での独立となりました。
メニューとして選んだのは、前職の中国料理店でも大人気だった担担麵。さらに研究を重ね、ブラッシュアップし、汁ありと汁なしの2種類を用意しました。メニューは2種類のみですが、麺のかたさや薬味、ラー油などでカスタマイズでき、好みの担担麵に仕上げることができます。また、京都の「東山八百伊」のしば漬けも用意しているので、味変も楽しめますよ。
担担麵に欠かせない「芝麻醤」は、大阪の「大村屋」のすりゴマとねりゴマを使用し、香りが最大限出るように温度調節しながら手作り。ラー油は3種の唐辛子、香味野菜、7種のスパイスで3日間かけて仕込み、スープは上湯(シャンタン)と鶏ガラスープをブレンドし、秘伝の塩だれで調合するなど、細部にまでこだわっています。この濃厚でゴマ香るスープを泡状にし、クリーミーな口当たりがたまらないスープに仕立てています。
麺にも注目。栃木県佐野市から、伝統の製麺技法「青竹うち」で作った手切り麺を取り寄せ。ちぢれて太い麺はモチモチとコシがあり、汁ありなら相性抜群のスープと共に、汁なしなら麺そのものを楽しむことができます。
味のアクセントになる肉みそには、隠し味に愛知県岡崎市の八丁味噌が使われているのが、名古屋で活躍していたオーナーならではのアイデアですね。
「八代目儀兵衛」の炊きたてご飯も用意されているので、最後までスープを楽しむことができます。ミルクと生クリームをふんだんに使った「杏仁豆腐」も、さすが名店出身と思わせる本格的なデザートです。
仕込みに時間がかかるためランチのみの営業となっていた「金鵄楼」ですが、7月から木・金曜日のみ、17〜20時半の夜の営業がはじまりました。今後は夜の営業も増やしていくそう。ランチタイムでの来店が難しかったファンには朗報ですね!
丁寧で上質な担担麵は、近隣の方にも親しまれ、長く愛される店になりそうです。
食べログレビュアーのコメント
『汁ありのノーマルで
スープは真っ白 そこにラー油たっぷり ネギ ミンチも とってもきれいです
白の正体は胡麻 胡麻の香りがプーン
食欲をそそります
見た目ほど辛くなくまろやかな旨みが口いっぱいに
そこにちょっと太めの麺にスープが絡み付き
まるでピリ辛カルボナーラ
口の中は幸せ まさに口福の瞬間です』(マルキュウさん)
『注文したのは「汁あり担担麺1000円+ごはん中150円」です。
スープは、鶏の風味を感じることのできる濃厚でクリーミーなスープです。辛さの具合も辛すぎず、丁度良くて美味しかったです。ごはんとの相性も良く美味しかったです。
麺は、細麺でもちもちとした触感が良く美味しかったです』(ラーメンが大好物な人さん)
※価格はすべて税込。