〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

le bistrot des bleus(東京・広尾)

牛尾の赤ワイン煮込み
牛尾の赤ワイン煮込み   写真:お店から

2023年12月、広尾駅から徒歩1分ほどの場所に、パリの風情を感じながら伝統的なフレンチを気軽に楽しめるビストロ「le bistrot des bleus」がオープンしました。料理は「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」に選出されている三越前の人気カジュアルフレンチ「ラ・ボンヌターブル」のシェフ・中村和成氏が監修。中村氏がフランス料理に憧れ、シェフになることを夢見てフレンチの世界に飛び込んだ時の気持ちを思い出し、フランス料理の浪漫とエスプリにあふれたお店をつくったそう。店名は直訳すると「青きものたちのビストロ」。フランスで青は、誠実、自由などの意味があるそうです。同店では「ラ・ボンヌターブル」をはじめ、「The Tabelog Award 2023 Silver」を受賞した西麻布の名店「レフェルヴェソンス」などを手掛ける「株式会社CITABRIA」で活躍する、平均年齢27歳という「青い」精鋭たちが腕を振るいます。なんと全員がソムリエ資格を有するなど、未来の飲食業界をつなぐメンバーが集結しています。

臨場感のあるオープンキッチン 写真:お店から

パリを感じるおしゃれな店内にはカウンター10席とテーブル席が10席あり、一人でも食事がしやすい雰囲気です。また営業が15時からなので、早くから飲みたい人や、一次会の前に立ち寄るのにもおすすめです。

パテ・アンクルート
パテ・アンクルート   写真:お店から

現在メニューはアラカルトのみで、豚と鴨肉をベースとし、フォアグラ、ピスターシュを加え、手間ひまかけて作り上げる「パテ・アンクルート」1,900円や、フランスの郷土料理で、ドーフィネ地方のじゃがいものシンプルなグラタン「ドフィノア」900円、濃厚でクリアな魚介の旨みたっぷりの「ブイヤベース」3,900円など魅力的なメニューが豊富にそろっています。2024年3月から水曜が定休日。15時から23時の営業です。

ソーセージとベーコンのシュークルート
ソーセージとベーコンのシュークルート   写真:お店から

どの料理もワインに合うものばかりなので、好みを伝えて料理に合わせたワインを選んでもらうのもいいですね。臨場感を味わえるカウンターで、カジュアルにフレンチを楽しめる新店、明日からの活力につながるような明るく素敵なビストロです。

食べログレビュアーのコメント

鴨レバーのテリーヌ
鴨レバーのテリーヌ   写真:お店から

『【ウフマヨネーズ】400円
半熟卵にマヨネーズ、そして黒胡椒というめちゃくちゃシンプルなひと皿なんですが、感動的に美味しい……! 卵のとろとろ具合、黄身の濃厚さ、マヨネーズの酸味も、全てが絶妙。卵の持つ素材の力を出し切りました、という感じです。
ちなみに黒胡椒はどのお料理でも挽きたてのものを使われているようです(目の前でゴリゴリと挽かれる様子がよく見えました笑)

【ドフィノア】900円
ポテトグラタン。薄くスライスされたジャガイモが、とろっっっとろ……! ニンニクが効いていて、黒胡椒の香りが立っていて、シンプルなのに、めちゃくちゃ、美味しい! かつ、ワインに合う笑 冬に最高に美味しいひと皿。
ジャガイモは北海道産のメークインを使われているとのこと。シンプル料理だからこそ、素材、特にジャガイモは特にこだわって選ばれたとのことです。

【鴨レバーのテリーヌ】1400円
付け合せは酸味が強めの、鮮やかな色のビーツ。酸っぱい中に野菜の味もしっかり感じられて美味しいです。
テリーヌはすごくフワフワで柔らかく、鴨の旨みがギューッと濃縮されています。レバーだけどすごく食べやすい、クセのない味で、これまたワインがすすむひと皿です笑
ちょん、と右下に添えられているのはレーズンとくるみのチャツネで、これが、もう、めちゃくちゃ美味しい……! これ単体は結構甘めなんですが、テリーヌに付けていただくと、鴨肉の旨みがますます引き立って、そしてくるみの香ばしさも合わさって、絶品でした。
ちなみにバケットは「ブリコラージュブレッド」さんのものを使用されているとの事です。


ワインは白で飲みやすいものを、とお願いして、【ピエール・オリヴィエ・ボノム ソーヴィ二ヨン 2022】をいただきました。この後ディナーが控えていたので一杯だけにしましたが、皆さんソムリエバッジを着けていらっしゃるので、ガッツリお料理と合わせて美味しく飲めるお店だと思います。

ワインを選んでくださったのは井口章太郎シェフで、以前はラボンヌターブルの方でも勤務されていたそうです。お若いのにとてもしっかりされていて、テキパキと手際よく調理を進めつつ、色々とお話してくださいました。
中でも「ドフィノア」は井口シェフ考案のメニューなんだとか。
お店全体でメニュー数はまだ少なめですが、これから若いシェフ達が考案された料理がどんどん増えていくんだろうなぁととても楽しみになりました。

このお店の憎いところは、キッチンがオープンすぎるあまり、他のテーブルに運ばれるお料理も見えてしまうところです笑
お料理が出来上がる度に「アレはなんだ!?」とメニューを確認して、なんならシェフが説明してくださったりして、もう、全部食べたくなってしまうのです……!!(井口シェフ、仕込み中のパテ・アンクルートまで見せてくださいました笑)

今回はサク飲み利用だったのでメインやデザートを頼まなかったのですが、これはもう絶対再訪して、ガッツリ飲みたいね、と同行者と誓いました。
とっても美味しく、楽しい昼飲みの時間を過ごせました。ご馳走様でした!』(153cmの大食いOLさん)

七谷鴨とフォアグラのパイ包み
七谷鴨とフォアグラのパイ包み   写真:お店から

『基本的にはアラカルトでの注文みたいです。
私は友達におまかせしました。
2軒目なのにしっかり食べてますね(笑)

〜注文内容〜
◆ウフマヨネーズ 1P¥400
◆根セロリと林檎のサラダ ¥900
◆パテアンクルート ¥1,900
◆ブイヤベース ¥3,900
◆七谷鴨とフォアグラのパイ包み ¥3,800

料理がどれも美味しい〜!!
特にお気に入りはパテアンクルート、ブイヤベース、パイ包み♡

パテはもう、ワインにめちゃ合う。
すかさずボトルワインを注文。

ブイヤベースは魚介の旨みがぎゅぎゅっと詰まった濃厚スープ。

パイ包みはまずお肉が柔らかくてびっくり!
パイ生地の甘みと濃厚ソースも相まって最高です。

ドリンクはワインメイン。
グラスワインの種類が豊富なのも良いですね。
白ワイングラス▶︎白ボトル▶︎赤グラスとしっかり飲んで酔っ払いました。

軽くつまめるメニューもあったので、空いていればふらっと1人で飲みに行くのもできるビストロです♡

ここはまた行きたい!』(_34_mhさん)

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香