グルメ界隈に名を馳せる「食通」と呼ばれる人たちの1カ月間の食スケジュールと食費を全解剖するこの企画。

今回は、外食回数は年間600回以上、カジュアル店から高級店まで、全国さまざまなグルメを食べ歩くマッキー牧元さんの1カ月に迫ってみた。驚きの食費の総額は記事末尾に掲載!

教えてくれる人

マッキー牧元

株式会社味の手帖 取締役編集顧問 タベアルキスト。立ち食いそばから割烹、フレンチ、エスニック、スイーツに居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ・テレビ出演。とんかつブームの火付役とも言える「東京とんかつ会議」のメンバー。テレビ、雑誌などでもとんかつ関連の企画に多数出演。

美食を求め全国を巡るマッキーさんの7月の「食スケジュール」を大公開!

7/1 昼「入谷鬼子母神門前のだや」(東京・入谷)

うなぎ屋の名店。児島湾天然うなぎと養殖兼光うなぎ食べ比べ。

7/2 昼 「CRAZY PIZZA SQUARE」(東京・神楽坂)

国領「ドンブラボー」の支店。電気窯ピッツァの新境地、極めて質の高いチーズをふんだんに使った「チンクエフォルマッジ」が素晴らしい。

7/3 昼「萬来軒」(東京・新井薬師前)

町中華。

7/3 夜「commedia」(東京・木場)

イタリアン。山口大輔シェフの真骨頂、パスタフレスカを使った2皿にうなる。

7/5 昼「エル・アルボル」(東京・四ツ谷)

タコスランチ。

ジュニアーズ
出典:ジュニアーズさん

7/5 夜「Attivo」(東京・虎ノ門ヒルズ)

「ドンチッチョ」出身の若きシェフのイタリアン。料理はモダン、でも心意気はドンチッチョで居心地よし。

7/5 夜「バー ジャダ」(東京・表参道)

青山の隠れ家バー。

写真:お店から

7/6 昼「チャイナ三丁目」(東京・西麻布)

中国料理。五目そばを味わう。

二日酔い飯
出典:二日酔い飯さん

7/6 夜「鳥茂」(東京・新宿)

日本焼きとんの最高峰。1頭から数串しか取れない希少部位を楽しむ。

7/7 昼「菱田屋」(東京・駒場東大前)

何を食べてもうまい、最強の定食屋。生姜焼きは量味ともに東京トップクラス。

7/7 夜「TROMPETTE」(東京・小伝馬町)

ビストロ料理の正義は量であるということを、誠実な味とともに証明するワンオペのビストロ。

7/8 夜「La couleur d'ete」(東京・乃木坂)

住宅街にひっそりと店を構える、ワンオペのフレンチレストランの新店。

7/9 昼「純麦」

住所非公開 紹介制のラーメン屋。麺がとにかく素晴らしい。

7/10 昼「三城」(長野)

品のある女将が営む、そば屋の名店。

7/10 夜「三六五+二」(長野)

ホテル松本十帖内のレストラン。長野の食材を使った画期的な料理の数々。

7/11 昼「驪山」(長野)

かつて池波正太郎が愛した店の系譜、昭和の古き良き仕事が生きた中国料理。

7/11 夜「Peace」(東京・三越前)

「ラペ」の支店。軽やかで発想豊かな、随所にセンスが光るイタリアン。

7/12 夜「モンドバー ハセガワ」(東京・銀座)

老舗格の素晴らしきバー。

こぐまの森
出典:こぐまの森さん

7/13 昼「ニルワナム」(東京・神谷町)

インド料理。

7/13 夜「たく庵」(東京・四谷三丁目)

多くの人に愛される人気酒亭。

7/14 昼「新橋亭」(東京・新橋)

巨大シュウマイが名物、新橋の老舗中国料理店。

7/14 夜「鮨 こばやし」(東京・新橋)

新ばし しみづ」(※旧 鮨処しみづ)出身、お好み主体で各人が好きなように頼める昔のスタイル。握りも素晴らしい。

7/14 夜「Bar Landscape.」(東京・銀座)

夫婦のバーテンダーが営むバー。2人が日本バーテンダーコンテスト(全国バーテンダー技能競技大会)で優勝した経歴を持つ。類いまれなるカクテルの数々。

Hiro45316
出典:Hiro45316さん

月後半も食巡りが止まらない!

7/18 昼「カジ シナジー レストラン」(佐賀)

佐賀の食材を使い、イタリアンをベースにしながら独創的な料理を出す名店。野菜料理と魚料理は、他に例を見ない。

7/18 夜「あん梅」(佐賀)

日本で五本の指に入ると思う名酒亭。肴よし、器よし、酒よし、サービスよしと一点の曇りもない居酒屋の鑑。

7/19 夜「柚木元」(長野)

南信州の食材を使い、郷土料理を再構築しながら、比類なき料理に仕上げる割烹。今回は夏野菜、うなぎ、あゆを堪能した。