司バラ焼き大衆食堂

マッキーさんが青森の人におすすめされた「地元の名物」とは?

初めて食べてすぐに虜になったという名品をご紹介!

ぴーおか #麺タリズム
出典:ぴーおか #麺タリズムさん

「十和田行くんだったら、バラ焼きを食え」
青森の人から、そう伝えられた。

バラ焼き? 豚バラを焼いて食べるデジカルビのようなものか?

十和田の名物料理で、2014年の地方グルメイベント「B-1グランプリ」で優勝したのだという。こういう地方の名物大衆食を食べる時は、予習はしない。初めて出会う驚きを大切にしたいからである。

そこで、十和田市にある人気の「司バラ焼き大衆食堂」に行った。

大阪めんま
出典:大阪めんまさん

昼の開店直後というのに満席で、前に置かれたすき焼き風鍋の中の肉をつつきながら、楽しそうに食べている。

これがバラ焼きか? 焼きではなく鍋なのか?

やがて、バラ焼きが運ばれた。

「十和田バラ焼き(牛)」1,000円

鍋の上で牛肉がそびえ立っている。

肉山の裾野には、少量の割下に浸かった、玉ねぎのざく切りがいる。

まずは点火し、弱火にて玉ねぎだけを一定方向に回しながら炒めていく(店員曰く、流れるプールの要領でと)。

玉ねぎがしんなりしてきたら火を強め、牛バラ肉の山を崩し、一気に焼く。割下がなくなってきたら完成である。

1枚食べると、猛烈にご飯が欲しくなった。

そりゃそうである。

牛脂の甘みに玉ねぎの甘みと割下の甘辛味が相乗して、これは白いご飯以外に何があるかという味である。店内を見渡せば、全員が、猛然と白ご飯をかきこんでいる。酒なんか飲んでいる余裕なんかはありませんという勢いで、ご飯をかきこんでいる。