秋山具義が注目! 今いちばん新しい麺

「麺」と言っても、ラーメン、うどん、そばなどさまざま。いろいろな麺の新店が続々とオープンする中、「食べログ グルメ著名人」であり、自他共に認める“麺マニア”の秋山具義さんが今気になるお店へ行き、レポートしてくれました! 今回は、鯛茶漬けをメインに扱うお茶漬け店が提供をスタートしたつけ麺です。

教えてくれる人

秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CDジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CDジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。

2023年6月のNEW麺「鯛茶TOKYO」

広尾EAT PLAY WORKSの1階入り口入ってすぐのところに「鯛茶TOKYO」という、鯛茶漬けのお店があります。僕はこちらのロゴデザインをしました。以前、鯛茶漬けをおいしく食べていた時に、今度、冷やし麺を始めるということを聞いて、鯛茶漬け屋の冷やし麺ってどんな麺なんだろうと、とても期待していました。

冷やし麺が始まったことをお店のインスタグラムで知ってさっそく「鯛茶屋が作る冷やし麺」(950円)を食べに行きました。着丼すると、麺が浸っているところに氷が浮いていて、見た目から清涼感を感じます。麺を一口分つけ汁につけて口の中に運ぶと、麺用に調合した辛味を入れたというごまだれが濃厚で、オリジナルで作っているという麺はコシと弾力があってちぢれているので、ごまだれがよく絡んでおいしいんです。

つけ汁がごまだれのつけ麺は珍しいと思いますが、鯛茶漬けにごまだれは欠かせませんから、そこに鯛茶屋が冷やし麺をやっている由縁があるんですね。ちなみに麺が浸っているのは水ではなく出汁なので、そちらのこだわりも鯛茶屋ならではだと思います。

※価格は税込。

写真:秋山具義
文:秋山具義、食べログマガジン編集部