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毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

麺匠 一鯛一(イッタイイチ)(東京・五反田)

2023年4月15日、JR「五反田」駅から徒歩4分ほどの場所に魚骨ラーメン店「麺匠 一鯛一(イッタイイチ)」がオープンしました。

“魚骨ラーメン”とは、ミシュランガイドの星を獲得したことがある福岡の名店「割烹味美」店主である河原畑豪二さんが生み出した、究極のスープを使ったラーメンです。これまで福岡にある会員制の店でしか味わえなかった極上のラーメンを、多くの人に楽しんでもらおうと日本全国への展開が決定。その先駆けとして、東京に初出店となりました。

ゆっきょし
店内。黒を基調にしたシックな内装   出典:ゆっきょしさん

場所は五反田駅近く、ビルの半地下にある店はちょっとした隠れ家のようです。席数はテーブルとカウンターを合わせて24席。店内は黒と木目調をメインとした内装で高級感のある雰囲気で、女性一人でも気軽に入ることができそうです。

「割烹味美」オーナーシェフの河原畑豪二さん。「味美」はミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版で一つ星を獲得 写真:お店から

河原畑さんは、京都や東京の和食の名店で修業した後、独立し「割烹味美」を開業。魚骨ラーメンに使われているスープは、元々「味美」のコースの一品、しゃぶしゃぶとして提供していたのだそう。

始まりは、魚の王様である鯛のおいしさを最大限に引き出し、存分に楽しんでもらいたいと考えたことから。長年の試行錯誤を繰り返し、天然真鯛の頭と骨をとことん丁寧に下処理し、鯛のエキスのみが凝縮された濃厚な魚骨スープが誕生しました。独特の白濁したスープは、従来の澄んだ鯛のスープとは一線を画すおいしさとたちまち評判になりました。

「魚骨拉麺」1,350円

「麺匠 一鯛一」で提供しているのは「魚骨拉麺」「魚骨つけ麺」「魚骨にゅう麺」の3種類。いずれも主役は魚骨スープです。スープを生かすことを考えて厳選したというトッピングは、海苔、九条ねぎ、紫玉ねぎ、小エビ揚げ玉、キャベツ。揚げ玉や海苔のコク、シャキシャキした野菜などがアクセントになり、スープの旨さを引き立てます。

麺は九州の有名製麺所「製麺屋慶史」のストレート細麺。ツルリとしたのど越しの麺が、コクと品の良さを併せ持つスープによく合います。

「魚骨にゅう麺」1,350円

メニューを頼むと、ミニサイズのご飯が付いてくるのですが、これは最後までスープを楽しんでもらうため。残ったスープをご飯にかけると絶品の雑炊になります。

他のどこにもない、唯一無二の創作ラーメン。深い味わいに虜になるというおいしさを体験しにでかけてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

ジャイアン123456
「魚骨拉麺」   出典:ジャイアン123456さん

『鯛のエキスが凝縮された濃厚ながらも上品な味わいのスープ、いい出汁が出ています!ピリッとした微妙な辛みもいい感じ。美味しいです(^.^)

麺は細麺ストレート。お店に掲示されている看板によると製麺屋慶史さん製だと思われます。麺にスープがしっかり絡んで美味しいです。スープを引き立てる麺ですね。

具材は揚げ小海老、海苔、ネギ、キャベツなど。揚げ小海老の香りが抜群!食欲を誘います。小海老はもちろんのこと他の具材もスープにピッタリの味わいです』(ジャイアン123456さん)

はちもぐ
「魚骨拉麺」   出典:はちもぐさん

『想像以上に濃厚な魚骨スープにつるりとのど越しの良いもちもち麺が良く合いますね。

海苔と桜海老の揚げ玉が和を主張するものの、炒めたキャベツが中華寄りでしょうか。もはやラーメンというより新たな麵料理とでも申しましょうか。主役はあくまでもスープとおっしゃる意味がよくわかります。

残ったスープはご飯にかけて。こちらもまたお茶漬けでも雑炊でもない何とも不思議な1杯に。決して味が薄いわけではないのに、すべて飲み干しても喉が渇かないのは調味料に頼っていない証拠ですね。これは癖になる!中毒性のある1杯です』(はちもぐさん)

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:小田中雅子