〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀池袋店（東京・池袋）

2023年4月、池袋駅北口から徒歩4分のところにある「アパホテル〈池袋駅北口〉」1階にオープンした「宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀池袋店」。2019年にオープンした「食べログラーメン TOKYO 百名店」選出の「宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀東京本店」、2022年にオープンした「宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀ららぽーと福岡店」に次ぐ3店舗目の出店です。

店主の岩田裕之氏は会社員時代にラーメン好きが高じて、2013年より東十条にあった人気店「麺処ほん田」（2020年に秋葉原に移転）の門戸を叩きました。約6年の修行を経て独立し、2019年5月に自身のお店「宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀東京本店」をオープンさせます。翌年からはビブグルマンや食べログ百名店に選出されるなど、「しじみラーメン」という新たなジャンルを確立。まさに、貝出汁ラーメンブームの立役者的存在なのです。
奇しくも、お店が開店した4月2日は「麺処ほん田」出身店主による3店舗（浜松町の「ハちゃんラーメン」、金町の「ramen club トトノエ」）が同日オープンし、ラーメン業界を賑わせました。

メニューは「中華蕎麦並」塩・醤油各1,000円、「中華蕎麦上」塩・醤油各1,300円、「中華蕎麦特上」塩・醤油各1,600円。初めての人には塩がおすすめですが、常連は醤油を好まれる人が多いそうです。また「つけ蕎麦」や、いりこ出汁の「中華蕎麦」も近日中に発売予定とのこと。そちらも楽しみですね！

本店同様スープに使用しているのは、店名にも冠した島根県宍道湖産の大和しじみ。岩田氏が会社員時代に出張先で食べたしじみラーメンの味が忘れられず、独立した際に納得できる味を追求する中で理想のだしが取れるものを選び抜いたそうです。

本店とは具材や価格帯も大きな変化はありませんが、確固たる違いといえば、厨房で仕込んでいる自家製麺。はるゆたかなど国産小麦100%を使用した麺は、喉越しもよく、小麦の風味を心地よく感じられる仕上がりです。

池袋店限定の「大焼売肉と海老」480円は、オーダーごとにセイロで蒸し立てを提供してくれます。

座席はカウンター4席とテーブル15席（2名3卓、1名1卓、8名1卓）。本店より座席数も多めで利用しやすい池袋店。現在は宿泊者限定の朝営業7〜10時と、一般営業は昼のみ11〜15時となっていますが、近日中には夜営業18〜22時も開始予定なので、詳細はSNSなどでご確認を。滋味深いラーメンは、飲んだ後のシメの一杯にも最高な予感です！

食べログレビュアーのコメント

『塩か醤油か超絶迷いましたが、明日醤油ラーメン食べに行こうと思っていたので塩を。
バラ丼のビジュアルの破壊力にやられ、そちらもポチり。
あと、暑い中並んだのでビールも。
他の提供を見ているとこちらのお店おすすめの焼売が提供スピードが早く、ビールと一緒に焼売つまんで、〆にラーメンというのもありかもしれませんね。

少し濁った清湯スープは、シジミの旨みエキスが抽出されまくっていて旨み成分が半端ない！⠀
麺がすごい独特でつるっとした麺なのですが、あまり他で食べたことのないタイプ。
シジミの旨みが麺にしっかり乗り移って、めちゃくちゃ旨い。
いやー、塩がこれだけストレートに旨いから、醤油になるとシジミがどんな働きに変化するのか、こりゃ近いうちにまた来ないとですな。
低温調理チャーシューもすごくしっとりしてて美味しいし、芽ねぎやアーリーレッドなどのトッピングがいい働きをしています。
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麺を食べ切ってチャー丼に突入。
卵が超鮮やかな紅色で、ご飯やチャーシューに絡まってキラキラと美しく輝きます。
吊るしなので燻っぽさがあってバラチャー旨し。
あと、この力強いチャーシュー丼に繊細な塩スープは合わないかと思ったのですが、大きく予想を上回りめちゃ相性がいい。
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焼豚と米を口に頬張ってラーメンの塩スープを流し込むと、シジミの旨さとご飯が爆発的にマッチングし、口の中が旨みの余韻で一杯に。
これ、茶漬け的に食べても絶対美味いはず』（sent kunさん）