〈NewOpenNews〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
味芳斎(ミホウサイ)支店(東京・大門)
「味芳斎」と聞けば、頭が痺れるような辛さと、やみつきになる旨さがたまらない料理を思い浮かべる人も多いかもしれません。著名人にもファンが多く、メディアにも多数取り上げられてきた、老舗町中華「味芳斎」が2023年3月22日に新しい場所に移転し、リニューアルオープンとなりました。
新店舗は、以前の店舗からほど近い場所にあるビルの地下1階にあります。オープンの日には再開を待ち兼ねたファンが多く訪れたといいます。
「味芳斎」は中国・湖南省で漢方医の家に生まれた先代が、「医食同源」を日本でも伝えようと本場さながらの料理を提供したのが始まりです。その後、六十余年に渡って先代から2代目へと味と技術が受け継がれてきました。
「湖南料理」は四川料理と並ぶ辛さが有名で、辛さと酸味が利いた料理が特徴です。「味芳斎」では、香辛料の辛さの中にある奥深い香りを大切にし、素材の旨みを逃がさない料理法で“旨辛”料理を提供し、多くの人の心をつかんできました。
新店舗でも名物は変わらず「牛肉飯」1,500円と「麻婆豆腐」1,000円。一見辛そうには見えない「牛肉飯」。食べるとホロホロと柔らかい牛肉の旨さの後に、唐辛子や山椒などの香辛料と豆板醤から成る、頭にガツンとくるような辛さが現れます。この旨さと辛さのバランスが絶妙で、はまると何度でも食べたくなるおいしさです。
「麻婆豆腐」は細かく崩れた豆腐に、ひき肉がたっぷり入った赤い麻婆ソースが絡むのが特徴。ニンニクと生姜も利いて、ソースの旨みをしっかり吸った豆腐がたまらないおいしさで、パンチの利いた辛みにフウフウ言いながらもスプーンが止まらなくなります。
辛くない料理にも絶品料理がそろっています。「ピーマンレバー炒め」1,000円はレバーの臭みがなく、シャキシャキのピーマンと共に白いご飯との相性がぴったりです。
移転に伴い、店内は前店舗より広くなったのだそう。以前、味わったことがある人も、まだ食べたことがないという人も、60年以上変わらずに愛されてきた味を堪能しに、出かけてみてはいかがでしょうか。
食べログレビュアーのコメント
『◆麻婆豆腐ランチ 1,000円
牛肉飯に続く味芳斎の看板メニューを注文。
砕いた絹豆腐が出汁をすって、とても旨味があって美味しい。中毒性の高い辛さです』(百薬の館さん)
『久しぶりの味芳斎の麻婆でしたが、やっぱりイイね。
唯一無二の味だ。
程よい辛さ、終盤には頭皮が汗でにじんでいる感じがする。そう、この感じ。
「辛うま」とは、この麻婆のためにある言葉だよ!
スープも久しぶりでうれしかったね』(_smooth_さん)