旅の〆は「ラーメン滑走路」で。

福岡空港国内線ターミナルビル3階に11月21日、人気ラーメン店が集結した「ラーメン滑走路」がオープンした。

 

福岡へ訪れた旅行者に出発直前まで福岡をはじめ日本全国のグルメを楽しんでもらうため、博多ラーメンはもちろん、全国のラーメンが味わえる厳選されたラーメン店9店舗と、お口直しにうれしいスイーツ1店舗の計10店舗が軒を連ねる。

ラーメン好きにはたまらない店ばかり!

福岡を代表する人気ラーメン店「博多一幸舎」

濃厚でクリーミーな「元祖泡系スープ」が特徴の既存店と差別化した、「屋台系ラーメン」を看板メニューに据えた同店。「シンプルで食べやすい、昔ながらの博多屋台ラーメン」をテーマに既存メニューをアレンジした豚骨ラーメン(750円)、味玉ラーメン(900円)、味玉チャーシューメン(1,200円)、スペシャルラーメン(1,400円)などをそろえる。オリジナルの唐辛子スパイスを使ったピリ辛味が楽しめる一味違うメニュー「辛豚ラーメン」(850円)も用意。

 

 

福岡のラーメン通御用達の「ラーメン海鳴」

2009年に開業し、福岡市内に4店舗を構える人気店に成長した、福岡のラーメン好きの舌をうならせる「ラーメン海鳴」。イタリアンテイストが女性にも人気という、ジェノバソースと豚骨の融合が楽しめる「ラーメンジェノバ」(820円)のほか、旅行者に向けて開発した新メニュー「ラーメン辛子明太子」(920円)や「ラーメンDX辛子明太子」(1,150円)が登場。明太子の漬液にも使われる秘伝のたれをスープに混ぜ合わせた独自の味わいにも注目だ。

 

メニューはほかに、とんこつラーメン(690円)、魚介とんこつラーメン(760円)など。玉子、チャーシュー増、ネギ増などのトッピングも充実。

 

 

福岡空港で22年営業、今回新装した「屋台ラーメン 玉龍」

福岡空港で22年営業してきた「屋台ラーメン 玉龍」が今回の新施設に向けて、リニューアル。福岡県産のラーメン専用小麦「らー麦」を使った麺のほか、鹿児島県産の豚骨を使ったスープなど、味も一新した。

 

屋台をイメージした店内では、出発直前まで博多の雰囲気が楽しめる。メニューは、玉龍ラーメン(680円)、味玉ラーメン(800円)、明太ラーメン(780円)、餃子セット(880円)、ラーメンや半チャーハン、明太ごはんなどを合わせたセットメニューもそろう。

 

 

そのほか、北海道以外初出店となる「弟子屈ラーメン」、福岡のラーメン店「一風堂」で修業した店主が独立出店した大阪の「まんかい」など豪華なラインアップ。ラーメンのあとのお口直しは、九州産茶葉を使ったスイーツをそろえる「茶寮 伊藤園」で。

滑走路仕様の館内も見もの!

「福岡をはじめ、全国の知る人ぞ知るおいしいラーメン店がここから飛び立って有名になってほしい」などの思いを込めているという。

フロアの内装も、まさに「滑走路」。旅行前のワクワクをさらに高めてくれる。滑走路の誘導灯に見立てた照明のほか、福岡空港の実際の滑走路に表記された磁方位を示す数字「34」「16」が通路に描かれているなど、飛行機好きにはたまらない仕掛けも。飛び立つ予定がなくとも通いたくなる「滑走路」になりそうだ。

 

 

取材・文・写真:秋吉真由美