大阪に次ぐ関西の寿司処、兵庫県。近隣に瀬戸内の漁場と天下の台所が控えており、多種多様な魚が集まっている。今回は兵庫県でおすすめの回転寿司店5店舗を紹介したい。
1. 明石の鯛にこだわる! 「廻鮮寿し たいの鯛」
鯛の胸びれの一部に鯛そっくりな形の骨がある。これを「鯛の鯛」と呼び、非常に縁起が良いものとされ、お守りや魔除けなどに使われている。それにあやかって店名をつけたと聞いたが、その名の通り明石の鯛に絶対の自信を持った回転寿司店だ。
こちらは自慢の鯛をねぎ塩炙り、梅しそ巻などで食べさせる必食の「たい三昧」。中でもねぎ塩炙りの一貫は「鯛は炙って塩で食べるのが一番うまい」と言いたくなるような出来栄え。店名に負けぬ思いが伝わってくる一皿である。
東日本ではあまりお目にかかれない「たい皮のにぎり」。鯛の皮は旨味が凝縮されており、一番おいしいという人もいるほど。関西の回転寿司店ではよく目にするが、湯引きをしてポン酢で食べるというのが一般的。個人的には炙った鯛皮が香ばしくて好きだ。
平日限定の日替わりランチは36食の限定品。本日のおすすめ握りセットにうどん、小鉢、コーヒーなどがついて1,100円とお手頃価格で大人気。他にも「天麩羅刺身御膳」「あぶりランチセット」など6種類のランチメニューがある。
同店は現在兵庫県内で4店舗を展開しており、これからも躍進が期待される。大将の山本氏はYouTubeや日記などで店の魅力を発信するなど、客との絆を大切にしているという。活気のある職人さんたちのおもてなしが心に残る店である。