ケーキ、プリンの名店も。神楽坂で食べるスイーツ、どれにする？

こちらは元々、静岡でカフェを営まれていた富永愛康さん・合子さんご夫妻がご主人の故郷である神楽坂に移られ、2013年4月にプリンと焼き菓子の専門店としてオープンしたお店です。ご自宅も兼ねているので住宅街にあるわけです。

そうですね。こちらではプリンも「ベーシックプリン」と「リキュールプリン」の2系統があります。後者はお酒を利かせた大人のプリンです。ネーミングも独特で面白いですね。

「バニラキング」は、地養卵の卵黄だけを使用した、バニラが香る濃厚で滑らかなカスタードプリン。「ジパング」は、静岡・蔵田の香り高い緑茶と抹茶クリームで仕上げた濃厚な緑茶プリン。「モンロー」は、ラズベリーが華やかに香るクリームチーズプリンですね。

そうですね。林檎香のフルーティさを感じるお酒のカルヴァドスを合わせたカスタードプリン「ハミングカルバドス」なんて、爽やかな味わいでおいしいですよ。

最後はケーキで〆ましょう！ 飯田橋駅に向かって歩き、東京理科大方面に向かいます。

そうですね。神楽坂のランドマーク的なホテルでしたが、残念ながら2021年3月末で閉館されました。こちらのパティスリーも、フランス人パティシエのパトリック・ルメル氏のお店に変わっています。

シェフはフランス・ノルマンディーの出身で、パリでは7年間「メゾンカイザー」の製菓部門のエグゼクティブシェフとして活躍し、2006年6月には、ル・コルドン・ブルーの製菓教授として来日。その後11年間にわたり東京と神戸のル・コルドン・ブルーで教鞭を取り、2019年9月にこちらのお店をオープンされました。

そうですね。まずは見た目にも美しい「ホワイトローズ」はどうですか？ 花びらのクリームの下は、バラの香りが豊かなバラのムース、レモンムース、スポンジ、ラズベリージャム、サブレ生地の構成です。華やかな薔薇の香りと爽やかなレモンの味わい、ラズベリージャムの甘さのハーモニーが絶妙です。

もちろんです。「シチリア」は、上に絞られたピスタチオのクリームの上に生地がのっているのが、面白いですね。ピスタチオのムースの中には、いちごのジュレと真っ赤なマカロン生地が入っています。まったりとした味わいのピスタチオに、いちごの甘酸っぱさがよく合います。

「アールグレイ」なんていかがですか？ 薄いサブレ生地の上にアールグレイの茶葉の生地、ピーチジュレ、チョコのムースを重ね、全体をアールグレイのムースで包んだもの。全体的にチョコレート感が強めですね。

こちらのお店の2軒右隣にある「パルスギャラリー＆カフェ」にお願いすれば、お店で購入したケーキを持ち込みで食べられるようですよ。