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食通が選んだ今月のおいしい料理
新型コロナウイルスの流行により苦戦を強いられていた飲食店は、少しずつ元の活気を取り戻し始めています。私たちも我慢の連続から少し解放され、おいしいものを食べて明日への活力に、そして、飲食店をより盛り上げて行きたいですね。
そこで、グルメ情報に精通している方々に、今月いちばんおいしかったお店や料理についてアンケートを実施。「今月の一皿」「2,000円以下のお手軽グルメ」について教えていただきました。
今回は、食べロググルメ著名人の塩沢航さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
塩沢 航
小山薫堂事務所「N35」の放送作家。「アナザースカイ」「ZIP!」「有吉くんの正直さんぽ」「ミライ☆モンスター」など担当。師匠譲りの食いしん坊で「パレ・ド・Z」「アイアンシェフ」「お先にどうぞ」など食にまつわるコンテンツも多数手がける。コロナ禍において、YouTubeチャンネル「人気シェフのうちレシピ」をプロデュース。
今月のベストワン
Q. 今月行ったお店の中で〈一番おいしかった食べ物〉を教えてください
A. 「横濱里葉亭」のフライライスです
横浜を代表する焼き鳥の名店「里葉亭」が、横浜駅徒歩1分という好立地に新店舗をオープン。一段かさ上げされた焼き台は、さながらDJブース。それを取り囲むように配された、カウンター、テーブル、個室では、火入れの妙を目と舌で味わうことができる。お腹いっぱいになったところでストップをかける本店と違って、こちらは気の利いたつまみを織り交ぜたコース仕立て。一通り楽しんだところで追加したいのが、シメの「フライライス」だ。焼き鳥のシメと言えば、親子丼やそぼろごご飯が定番だが、こちらはその名の通り、炒飯。それもカレー味。スパイスの香りに刺激され、満腹なのにおいしくいただける。コース後、追加の串を注文する際はまず「フライライス」が入るかどうか、胃袋と相談して欲しい。