海・山・川・空……目の前に広がる絶景!
市内中心部から車で1時間ほど。少し足を延ばすだけで、豊かな自然に出会えるのが福岡の魅力。今回は、秋のドライブで立ち寄りたい、福岡市近郊のカフェや甘味処を紹介します。海・山・川・空の美景が目の前に広がるテラス席で、心も体もリフレッシュしませんか?
1. 秋月の風流な川床で森林浴|だんごあん
福岡県のほぼ中央部に位置する朝倉市。なかでも、秋月城の城下町や古い街並みが残る秋月地区は「筑前の小京都」と称される美しい街です。
「だんごあん」は、そんな秋月城跡の近く、野鳥川(のとりがわ)の上流にある納涼場。1887(明治20)年創業、江戸時代にあった潭空庵(たんくうあん)という尼寺の名称がなまり、“だんごあん”と呼ばれるようになったそう。豊かな緑と清流に囲まれながら、食事や甘味を楽しめます。
まずは受付で席を決めて、注文を。生きたヤマメを串焼きにする名物の「ヤマメの塩焼き」や、秋月のブランド鶏「古処鶏」の串焼きに加え、季節限定メニューも多数。夏場にはそうめんや、ソーダ水と砂糖がかかる「紅白だんご」。秋からは「二色串だんご」(10〜4月)や、具材たっぷりの「だんご汁」(10~5月)も登場します。
同店の魅力は何と言っても、この川床。梅雨が明けると川の上やその近辺に、風流な涼み台(桟敷席)が設けられます。相席の桟敷席は無料で、夏場(7月中旬〜9月初旬頃)には個別利用できる有料の桟敷席も登場。その他、渓流を見下ろすカウンター席やテーブル席もあります。
「ヤマメ塩焼き」はふわふわで、「古処鶏串焼き」も旨みたっぷり。温かい状態で提供される「二色串だんご」350円は、きな粉とうぐいす粉がまぶしてあります。
秋月は紅葉の名所なので、紅葉狩りの後に立ち寄るのもいいですね。秋口からは肌寒くなるので、ひざ掛けや防寒具があると安心。天候不良の場合は休業になることもあるため、事前に確認してお出かけください。