心に刻んでいるお好み焼き、ありますか?

具材に生地、食材の切り方や焼き方、ソースにマヨネーズまで。そのこだわりや特色は、地域やお店によってさまざま。町の数、人の数だけ思い出も詰まっているお好み焼き。「私のソウルフードはここ」と、心に決めた店がある方も多いのでは? 今回は「◯◯風」だけにとどまらない、福岡の愛すべきお好み焼きを紹介します。

1. 他の「ふきや」とひと味違う|ふきや 竹下店

ポンポン78
「ミックス焼き(肉・エビ・イカ・卵)」990円   出典:ポンポン78さん

関西風でも、広島風でもない、福岡のお好み焼きといえば「ふきや」。直方市から天神の街へ出てきた初代が「ショッパーズ専門店街」(現イオンショッパーズ福岡店)に店を構えたのがはじまりです。以来、愛され続けて40年以上。現在は、竹下店、博多店、香椎店、箱崎店、九大病院前店、板付店、七隈店、大橋店の8店舗を市内に展開しています。
今はなき「西新」「赤坂門市場」「福ビル地下」にあった店が懐かしい……という人も多いかもしれません。

Secret World
分厚い生地   出典:Secret Worldさん

重量満点のお好み焼きは580円からとリーズナブル。軽妙なコテさばきでパンッパンッと叩き付けて焼き込んだ、ぎっちりむっちりとした生地は唯一無二です。ガチッと焼き固めた香ばしさ、閉じ込められた出汁粉やキャベツの香りがたまりません。

そして極め付きは、特製のこってりどろソースと酸味を抑えたぽってりマヨネーズ。ふきやファンが「竹下店はなかでも特別」と語る理由はここにあります。

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左が限定のわさびマヨネーズ   出典:Secret Worldさん

他店のどろソースはやや甘口で、卓上に置かれているためかけ放題OK。しかし竹下店は、ショッパーズ店初期や赤坂門市場店を思わせる“辛口”で、かけ放題ではありません。そして、オリジナルのマヨネーズに加え、竹下店と姉妹店の「ひなや」(綱場町)限定のわさびマヨネーズも用意されています。焼きそば用に考案されたものだそうですが、お好み焼きとも相性抜群。

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趣のあるたたずまい。テイクアウトもOK   出典:Secret Worldさん

濃厚ソース、クリーミーマヨ、むっちり生地がずっしりと合わされば、後は無心で頬張るだけ。食べるほどに謎のアドレナリンが放出されるようで、完食後はなんとも言えない達成感と満足感に満たされます。しっかりお腹を減らして出かけてくださいね。

※2021年9月16日に店名を「ひなや 竹下店」に改め、リニューアルオープン。

2. カリふわっ。至高のミミミックス|味美

豚肉、イカ、エビ、チーズ入りで大きめサイズの「味美デラックス」1,300円 

大濠公園のそば、学生の街としても栄えた六本松エリアにある「味美」は、1992年創業。大濠高校やかつての九州大学六本松キャンパスに通っていた人にとっては、特に思い出の味かもしれません。具材をすべて混ぜ込む点は関西スタイルのお好み焼き。しかしひと口食べると、関西風とはまた違う“カリカリッ”とクリスピーな食感で、中はふわっ。

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出典:ko-tzさん

上質の薄力粉と山芋を加えて1日寝かせた生地を、何度も裏返しながらラードで揚げるように焼くのが“ひと味違う”秘密です。“カリカリ”と“ふわっ”が同時に押し寄せ、繰り返される食感の応酬。そこへ特製ソースの旨みと、重たさのないクリーミーな手作りマヨネーズが合わされば……お箸が止まりません!

「やきそば」800円 

お好み焼きは650円からと手ごろで、おすすめは豚肉・イカ・エビ入りの「味美ミックス」1,100円。さらにボリューム満点の「味美デラックス」やそば入りの「味美モダン焼き」1,300円も人気です。ソースの香ばしさがたまらない「やきそば」800円もぜひ。

Tetsuya.y
出典:Tetsuya.yさん

カウンター席のみの店内は、アットホームな雰囲気。テイクアウトもOKで、事前に電話予約して受け取りに行くとスムーズです。