ファッション誌や広告出演、アパレルブランド「idem(イデム)」をディレクションするモデル・村田倫子。お酒好きを公言する彼女が気になる飲み屋を調査しパトロールする連載の36回目は、まったり家飲みを楽しみたいときに最適なテイクアウトメニューがおいしいと話題の東京・池尻大橋「RIVERSIDE CLUB」(リバーサイド クラブ)でお持ち帰り!
呑み屋パトロール vol.36「RIVERSIDE CLUB」
私はハンバーガーが好きだ。しかし、食べるのが異様に下手である。威勢よくがぶりとかぶりついても、ぼろぼろと具材が汁が、口から溢れて大惨事。友人とのトークに気を配る余裕は全く無い。ハンバーガーを食べる瞬間は脇見運転NGなのだ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/25D329D0-5909-4761-9AF6-1A0531859318.jpeg)
片思いだけど私は好きだし、めげずに一人でバーガーショップに通う日々。さて、そんなハンバーガー孤食問題。しかし、今だからこそこんな楽しみ方に変換できる。テイクアウトで家飲みwithハンバーガー大作戦だ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/FFC1723B-DFAA-4314-9446-236926BB2CB3.jpeg)
心躍るぼっち企画を胸に訪れたのは「RIVERSIDE CLUB」。“食・アート・音楽” と、東京のカルチャーが集結する、お洒落オールデイラウンジである。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/B80D92B6-5004-495E-A5F4-DDD819AE36A1.jpeg)
大人気のアボカドトーストや、オリジナルのグラノーラボウルなど充実した朝食。シグネチャーメニューの「Riversideバーガー」や人気のブッダボウルをはじめ、ラム肉の麻婆などジャンルレスな多国籍メニューが楽しめるランチ。ディナーには、気軽に楽しめる小皿料理からわんぱくなメインまで……と、朝から夜までいろんな角度から楽しめる空間だ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/A1B771BE-28AC-419A-A4D3-EDEB9A899911.jpeg)
華やかな彩りが愉快なボウルは、今話題のブッダボウル。ヘルシーで栄養バランスも優れた素敵菜食丼。おひとりさま家飲みでは前菜盛り合わせとして、私をヘルシーでご機嫌にしておくれ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/68DFA540-1F83-4E28-AD7D-114AEDF62CCD.jpeg)
思ったよりきちんとボリュームのあるサイズ。この手のサラダはサイズもお洒落なことが多いので、この気前の良さは私的に好感度高め。
野菜が主役だからって侮ることなかれ。契約農家から取り寄せた粒揃いの旬のお野菜を、揚げたり、蒸したり、マリネしたり……。一口一口、すべて違う味覚を誘う個性豊かなベジタブルたちは立派なお酒のお供であり、今宵のブースター。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/8F39E63E-1608-4E43-AAAD-9ECDF471320B.jpeg)
本日初めて出合った“根セロリのシリシリ”は、もう大皿でパスタとして延々と巻き取りたいほどゾッコンだし、揚げられたズッキーニの旨味爆弾にはクラクラ。可愛くて、おいしくて、栄養が取れて、ギルティーフリーで、お酒も進むなんて、あざとすぎません?
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/E118AE9E-AA28-47DE-AD1E-C67940C2AA40.jpeg)
見つけちゃったマイスペシャルアペタイザーボウル。
お次は「ケール、ブラウンマッシュルームのソテー」。青菜炒めとなれば、私だったら小松菜一択! なところにケールのご登場……さすがセンス溢れるぜ「RIVERSIDE CLUB」!
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/23EC95FD-B129-4E7D-A24C-8677DED496CE.jpeg)
炒めてもシャキシャキのケールに旨味しみしみのマッシュルーム、そしてニンニクのパンチと香味が私の味覚を、嗅覚を強打して至福でクラクラ。ケール独特の苦味は芳香として昇華され、その奥行きの深さは馴染みのある青菜炒めとはまた違う。都会から越してきた転校生にふと微笑みかけられ、妙にドキマギしてしまったよう。新しい恋がはじまっちゃうわ。
さてお待ちかねの私の片思い相手。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/5C90CE68-327A-45F8-A793-DD425CCA893E.jpeg)
シェフの矢野さんが本場ニューヨークで衝撃を受けた、とあるお店のハンバーガーにインスパイアされたという本日のメインディッシュ。NYで得た感触に、矢野さんの解釈が加わり、進化を遂げた至高のオリジナルハンバーガーだ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/4D6E5C9B-8BD9-4106-93CA-8BBD6CB7D639.jpeg)
一番のポイントは、“一体感”。バンズ、パテ、具材、ソース、すべてが心地よい協奏曲を奏でるように……。矢野さんの指揮は抜かりがない。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/5D474B75-7F43-448D-AA9B-057F90E0F904.jpeg)
もちもち、ふんわり、旨味汁を吸ってすべてを包容するのは、ジャガイモを練り込んだポテトバンズ。「食べログ パン TOKYO 百名店」にも選ばれている、三軒茶屋の人気ベーカリー「TOLO PAN TOKYO」と、共同開発したこだわりのバンズだ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/FDCD394C-F5BA-4535-AE9A-FE0A9BA78071.jpeg)
荒々しいパテに使用している肉は、USのブラックアンガス。ただ見た目がボリューミーなだけではなく、甘味と旨味が滲み出る優しいジャイアン。緻密に計算された薄切りトマトは、心地よい酸味を与えて、レタスはリズムを刻む。はぁ、なんて美味なハーモニー。ビールが合いますなぁ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/8393C512-27E2-420D-82DE-4B53672A91D7.jpeg)
ゆっくり自分のペースで満腹に、そして食べこぼれもご愛嬌。テイクアウト家飲み、実は最強説。おかげさまでハンバーガーさんとも両思いになれました。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/07/BFC317C5-7C83-478D-9BEA-3FB5AFBE6CA5.jpeg)
きゅんです。
※価格はすべて税込