おいしさと人気の秘密を取材!
溝呂木
1日に何個のドーナツを揚げていますか?
ハリッツ
現在は時短営業で、平日は10時〜16時、土・日・祝日は11時30分〜16時なんですが、毎日大体400個前後は揚げていると思います。
溝呂木
ふわふわもちもちで至福の食感に感動しました! 粉や、発酵時間など、大切にしているポイントなどありましたら教えて下さい。
ハリッツ
抜き型で生地を抜かないので、成形方法や発酵具合には、特に気をつけています。
溝呂木
抜き型で生地を抜くのではなく、棒状にした生地をドーナツ形にしているのも、おいしさのポイントなのですね。油っぽくなくて驚いたのですが、生地を揚げるコツなどあるのでしょうか?
ハリッツ
やはり発酵のタイミングが大切になってきます。
溝呂木
これは意外! 発酵のタイミングが油っぽくならない大事なポイントなんですね。今まで作ってこられたドーナツの種類はどのくらいありますか? そのなかでも、特に気に入っているドーナツはありますか?
ハリッツ
あまり人気がなくて消えてしまった種類も入れると、だいたい50種類くらいかと思います。個人的に好きな味は、「ごまはち」という、すりごまとはちみつのあまじょっぱい味の、日替わりのドーナツです!
溝呂木
「ごまはち」! 日替わりで出合えれば、絶対GETしたいです!! 今後、挑戦したいと考えているドーナツなどありますか?
ハリッツ
アレルギーなどを考慮した生地のドーナツを作ってみたいとは考えています。
溝呂木
移動カフェから始まり、店舗として営業され、多くの人に愛されたのは、ドーナツのおいしさに他ならないと思います。ハリッツのドーナツ、最大の魅力は何でしょうか?
ハリッツ
特別感などはないけれど、身近な感じが愛されているのかなと思います。
溝呂木
私もハリッツのドーナツには親しみやすさ、素朴さを感じています。そして、その優しい味わいが素敵です! ドーナツを作る上で、心がけていることを教えてください。
ハリッツ
コツコツと丁寧に作り続けることですね。
取材を終えて……
年間300個以上のドーナツを食べているのですが、ドーナツの良さはその店の個性によってそれぞれです。でもハリッツのドーナツは、1周してからまた戻ってきたくなるような、そんな懐かしい雰囲気と味だと感じています。久しぶりに訪れたハリッツでしたが、「やっぱりおいしい……!」と改めて再確認&感動しました。
ハリッツのドーナツは、特に派手でもなく、主張が強いわけでもなく、奇をてらわない食材で、日常に寄り添うようなドーナツ。まさにコツコツと丁寧に……。そんなドーナツに対する真摯な気持ちが、ふわふわもちもちの生地に詰まっていました。