〈食通が占う、2021流行る店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。

今回は、連載「今週のカレー」「今月のカレー」でお馴染み、2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家であるカレーおじさん\(^o^)/にお答えいただきます。

教えてくれる人

カレーおじさん \(^o^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家。世界各地約5,000店舗で様々なカレーを食べ歩く。年間平均カレー食数は1,000以上、生涯通算カレー食数は優に20,000を超える。NHK Eテレ「オイコノミア」やTBS「マツコの知らない世界」など、メディア出演の他、小学館「Oggi」やイープラス「SPICE」などでカレー記事を連載。様々な形でカレー情報を発信している。

2021年ブレイクしそうな飲食店

Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?

A. 「カリー プンジェ」です

撮影:カレーおじさん \(^o^))/

カレーも多様化し、カレーとは何なのか? という議題で語られることも増えてきましたが、ここの料理を食べるとまさにこれはカレーなのか何なのかという混乱状態に陥りながらも、最終的にはおいしいので何だって良いという気持ちにさせてくれるお店です。既に知る人ぞ知るお店になっていますが、さらに人気が出そうなお店だと思っています。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2021年にブレイクしそうな、2,000円以内のグルメを教えてください

A. 「SOI 7」のクワクリン・ガイ・カオ(税抜1,200円)です

「クワクリン・ガイ・カオ」
「クワクリン・ガイ・カオ」   写真:お店から

タイ料理も北部料理の人気は高まってきましたが、南部料理はまだあまり認知されていません。日本ではまだ広まっていない南部料理のなかでも、激辛でスパイス感の強いクワクリンは昨今のスパイス料理ファン、カレーファンの好みに合うと思っています。

それをカレーのようなスタイルで出すSOI 7の「クワクリン・ガイ・カオ」(タイハーブのドライカレーライス)は一食の価値ある料理であり、作り手側からするとアレンジもしやすいので流行する可能性を秘めていると思います。カレー好き、激辛料理好きに一度食べてみてほしい逸品です。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:カレーおじさん \(^o^)/・食べログマガジン編集部