【Do it yourselfでオイシイ時間】
美味しいごはんを食べに行くことは、それだけで楽しい。けれど、その料理が作られる過程を知れば、もっともっとその良さを感じることができる。
そこで有効なのは、「Do it yourself(=自分でやる)」。注目のワークショップや料理教室で、スキルアップだけではなく見る目や食べる舌を養えば、外食力もアップするはず!
vol.1 「ザ・ペニンシュラ東京」の日本料理クッキングクラス
寿司や天ぷらというと、身近でありながら“美味しく作る”のがなかなか難しい日本料理。シンプルな味わいゆえ成功も失敗も両極端になりがち。だからこそ、プロの技術を学べる料理教室があったとしたら行かない手はない。
「ザ・ペニンシュラ東京」では宿泊客向けに、日本文化への造詣が深まる10種類の体験型プログラム「ザ・ペニンシュラアカデミー」を実施しているが、その中には日本の食文化を学ぶことができる、知る人ぞ知る日本料理クッキングクラスが用意されている。
このプログラムの開始時間は朝7時。なぜかと言えば、ペニンシュラ仕様の特別なロールスロイスに乗って(!)築地市場に行き、魚介の目利きの仕方から教えてくれるからだ。どういった魚を選ぶべきなのかを教えてもらいながらランチ用の魚を選ぶことができる。ここからスキルアップできる料理教室はめったにないはず。
そして、「ザ・ペニンシュラ東京」に戻ってきてから始まるのが、天ぷらと寿司のクッキングクラス。教えてくださるのは、同ホテルの開業当初から宴会やウェディングの日本料理の料理長である児島輝幸氏というのだから、確実なスキルアップが狙えるのだ。
まず始めは天ぷらから。海鮮や野菜に水、小麦粉、卵で作った衣をまぶして油で揚げると聞けば、「なんとシンプルで簡単」と思ってしまうかもしれない。だがしかし、“外はサクサク”、“中はしっとり”に仕上げることがいかに難しいことか。児島シェフが長年の経験から編み出した上手に揚げるテクニックやコツをしっかりと学ぶべし。
寿司の時間では、握りと巻き物の2種類を学ぶ。手巻き寿司や手まり寿司を作ったことはあっても、握り寿司や巻き寿司を作ったことがあるという人は少ないのでは? 材料もほとんど変わらないはずなのに、ハードルが高いと勝手に思い込んでしまっている握りは、そのハードルをぐっと下げる良い機会。子どもに人気の巻き寿司は、ホームパーティーで大活躍間違いなしだ。
その後、バンケットキッチンツアーを行い、最後には貸し切りの宴会場にて築地市場で仕入れた魚介を使用して作られた児島シェフによるコースを「ザ・ペニンシュラ東京」オリジナルの純米大吟醸とともに堪能できる。13時までの大充実プログラムで、最後には受講証と記念写真も貰える。12歳以上であれば子どもも参加できるのでファミリーでの参加も可能。
自分で作ることができるようになれば、外食するときもプロの料理の味わい方や、ありがたさもまた変わる。味だけではなく、食感や色合いなど日本料理で重要な要素をプロ目線から学べる機会なので、ぜひ宿泊の際はご参加あれ。
【日本料理クッキングクラス】
参加方法:宿泊客のみ申込可能。2日前までに要予約。
予約:ザ・ペニンシュラ東京 コンシェルジュ(TEL:03-6270-2888 /E-mail:conciergeptk@peninsula.com)
料金:2名96,000円、3名121,000円 ※ロールスロイスの送迎付き ※消費税込、サービス料15%別
実施人数:2~3名(大人1名以上の参加が必要、子どもは12歳以上より参加可能)