〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

NANAIRO(東京・春日)

外観
外観   写真:お店から

2025年10月1日、春日駅から徒歩約6分、白山通りから1本入ったところにオープンした「NANAIRO」は、その日ごとに仕入れる季節の食材を活かしたイタリアン料理が楽しめる新店です。

店名は、オーナーシェフのお子さんが大好きな虹色と、イタリア・フィレンツェで働き始めた頃に見た大きな虹にちなんで名付けられました。

熟練の技が光る松永シェフ
熟練の技が光る松永シェフ   写真:お店から

オーナーシェフの松永健氏は、大学中退後、調理学校へ。卒業後、都内フレンチやイタリアンを経て、イタリアへ。現地の格式あるレストランから農家レストランまで、幅広いスタイルの店で腕を磨きます。帰国後、「タマヤ大塚店」(現在閉店)、銀座「ラ・バイア」(現在閉店)、神楽坂「エルプルポ」などで料理長を歴任。退職して開店準備の傍ら豊洲市場の鮮魚仲卸「キタニ水産」での勤務を経て、現在に至ります。

出店先を探して600から700の不動産屋を回る中、世に出回る前の管理物件だったこの物件に目をつけた松永氏。前テナントの評判もよく、すでにインフラが整っていたこと、また周辺の方々の食に対する感度が高そうなエリアであることが決め手となりました。

おまかせ前菜(写真は4人前)
おまかせ前菜(写真は4人前)   写真:お店から

一番のおすすめは、数種類の前菜を取り分けスタイルでいただく「お任せ前菜」(1人前2,500円。2人前注文可)。豊洲市場の鮮魚仲卸で培った知識や経験をもとに買い付けてくる鮮魚を使った前菜は、味も鮮度もボリュームも抜群です。

marine Rouge
和牛の藁焼き   出典:marine Rougeさん

メイン料理の「和牛の藁焼き」(4,800円)は、ワインが進むイチ押しメニュー。丹念に火入れをしながら藁で燻して風味を付けたお肉は、ジューシーな味わいと独特な香りが楽しめます。

出入り自由なウォークインセラー
出入り自由なウォークインセラー   写真:お店から

店内には、ワインリストを兼ねたウォークインセラーを完備。ゲスト自身が中に入って、好きな銘柄を選ぶことができます。

ビールや食後酒もイタリアのものがメイン。ピエモンテのクラフトビール「Bitrex 50」など、取り扱いの少ない希少な銘柄もそろっています。ふわっと広がるシトラホップの香りとやさしい苦みが特長のラガービールです。

内観
内観   写真:お店から

座席は、カウンターとテーブルを合わせて16席(最大19名まで着席可)。ガラス窓で仕切られたスペースは、お祝いや会食にもぴったりです。また、松永氏自身が子育て世代であるため、ファミリーでの利用も大歓迎とのこと。貸切(着席19名、立食30名まで)も可能なので、忘年会、新年会や歓送迎会、親戚の集まりなど、さまざまなシーンに利用できる汎用性の高さもうれしいですね。

気取らずに立ち寄れて少し贅沢を楽しめる小石川の新生イタリアン。日常と非日常のバランスが絶妙なお店でのひとときは、訪れる方々に虹のような彩りをそっと添えてくれることでしょう。

食べログレビュアーのコメント

marine Rouge
アサリとからすみのスパゲッティ   出典:marine Rougeさん

『小石川の住宅地の小さなイタリアン
シェフは南イタリアで修行から都内で勤務後開業されたとのこと。
海鮮が多い南イタリアでの修行が納得!
メカジキのカルパッチョは最高に美味しかったです。
カラスミがしっかり効いたパスタも絶品!!
店内も落ちついた雰囲気で久々の楽しい会ができました。

ゆっくり美味しいイタリアンを楽しみたい方にお勧めです』(marine Rougeさん)

おまかせ取り分けコース(6,000円)
おまかせ取り分けコース(6,000円)   写真:お店から

『店内は落ち着いた雰囲気で、とても居心地がよく、最初の一皿から最後まで、どのお料理も丁寧に作られていて本当に美味しかったです。
お酒も料理にぴったりで、テンポよくサーブされるので、食事がどんどん楽しくなっちゃう♪

店主の方もスタッフの方もとても感じがよく、
あたたかい接客で、初めて行ったのにすごくリラックスできました。

また絶対行きたいと思える素敵なお店です。
ご近所さんにもおすすめしたい、お気に入りの一軒になりました』(0e500774647さん)

※価格はすべて税込

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:斎藤亜希