今、注目の5軒

年間100店以上の焼肉店に通う焼肉作家・小関尚紀さんが、2025年にぜひ行ってほしい、今熱い焼肉店を教えてくれました。
記事の最後には、小関さんの焼肉愛が詰まった新刊の紹介も!

1. 焼肉富士(東京・押上)

「上タン塩」2,500円 写真:お店から

墨田区業平にある焼肉界の霊峰「焼肉富士」。有名店で修業した2人が2024年12月にスカイツリーの真下、押上駅近くでオープンした町焼肉スタイルのお店です。

店名の「富士」と名の付くメニューはおすすめでオーダー必須。特にスペシャリテの塊肉「富士ロック」はぜひ食べてほしいです。200gと450gが選べ、店側で焼いてくれます。カットされた肉は、わさびを付けて白飯と一緒に食べたい! 他にも「新鮮ぶつ切り生レバー焼き」や、梅だれでさっぱり食べる「上タン塩」も斬新でおすすめです。

「富士ロック 頂上」450g 14,300円 写真:お店から

連載「食べログ3.5以下のうまい店」で取材をしたかった焼肉店でしたが、評価が一気に上がってしまい断念。しかしこちらで紹介できてよかったです。

2. 焼肉 冷麵 ういしろ(東京・大崎広小路)

「ういしロース」1,738円
「ういしロース」1,738円   写真:お店から

タレ焼肉のバリエーションが豊富な大阪系焼肉が、満を持して2025年6月、焼肉激戦区の五反田にオープン。肉もうまいがタレがうまい!

名物「ういしロース」黄身だれ、「上赤身」山椒おろしポン酢、「赤身角切り」にんにく醤油、「カイノミ」洗いダレ、「こてっちゃん昆布締め」昆布塩。

「梅冷麺」1,100円
「梅冷麺」1,100円   写真:お店から

生ものも豊富で「和牛ユッケ」や「特選タンユッケ」「特選ハラミユッケ」「肉のトロタク」「生ツラミ」まで、生肉ラバーは急いで訪問したいところ。〆には、シャリシャリ感のたまらない梅シャーベットがたっぷり入った「梅冷麺」がおすすめです。

3. 塩焼肉あぐら(東京・五反田)

店内
店内   写真:お店から

2024年8月オープンした「塩焼肉あぐら」は、タレ主体の町焼肉全盛の中、時代と逆行する塩焼肉専門店です。店内はコンクリート打ちっぱなしのシックなカウンターのみの空間で、一人でも入りやすい焼肉店。

塩焼肉専門を掲げるだけあって、塩ダレへのこだわりは相当なもの。フランスのゲランド塩をはじめ、イギリスのマルドンなど6種類の塩を配合して使用し、ビールと白飯に合う焼肉を体現しています。

@hitolog_com
「塩ユッケ」1,980円   出典:@hitolog_comさん

柴漬けの入った「塩ユッケ」や「だしユッケ」などユッケの種類が豊富。同店で「えんぴつ焼き」として提供するヒレミミは白飯泥棒の筆頭格で、コスパも高く絶品なのでオーダー必須です。箸休めに提供される焼肉店のガリもいい!