〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

ERI (埼玉・東川口)

玉葱とじゃがいものレモンクリーム 1,650円 写真;お店から

2023年12月、東川口駅から徒歩3分ほどの場所に、おしゃれなカフェイタリアン「ERI」がオープンしました。「食べログ フレンチ EAST 百名店」に選出されている東川口の名店「restaurant KAM」の2号店になります。店主の渡邊理奈氏は、目黒で人気を博していたイタリアン「restaurant L’asse」の元料理長です。出店は、開業準備中に10年来の友人である「restaurant KAM」のオーナー・本岡将氏から「素敵な喫茶店の跡地でお店をやらないか」と提案されたのがきっかけとのこと。地元で愛されてきた喫茶店「えきすぱーと」が2023年10月末をもって閉店。その前に訪問した際、コーヒーを飲み素敵な佇まいに一目惚れし、このお店で働く自分が想像できたそうです。

落ち着きのある店内 写真:お店から

店舗は長い年月を経て育ったツタが趣のある外観に。店内には以前のお店「えきすぱーと」の店主がこだわった木の温もりを感じる天井や、レンガの床が山小屋のような雰囲気を醸し出しています。店の真ん中に置かれたヴィンテージのテーブルもレトロで素敵。隠れ家のような落ち着きのある空間には、4名用のテーブルが4卓あります。

スペシャリテ ラビオリ 写真:お店から

スペシャリテの「ラビオリ」(2個/935円)は、4種類のチーズを卵黄で練り上げた生地で包み、まるで小籠包のよう。熱々のラビオリを口に含むと、芳醇な旨みの塊が広がり、生地のツルッとした食感やモチモチとした弾力も一気に楽しめるよう計算したそう。店主が長年作り続けてきたパスタで、修業先のシェフから教わったもの。そのシェフはイタリアのマンマから、マンマはノンナ(お婆ちゃん)から教わっていて、代々受け継がれている料理です。同店に来たら最初に食べたい逸品。

イタリアンオムレツ 写真:お店から

ディナータイムには8,250円のコースがおすすめ。一皿一皿に都内のイタリアンレストランで10年以上修業してきた渡邊氏の経験が詰め込まれ、同店の魅力を存分に堪能できます。他にもカジュアルな6,600円のコースがあり、アラカルトでは、生ハムとパルミジャーノたっぷりの「イタリアンオムレツ」1,320円や、リッチな味わいの「カルボナーラ」1,870円など、魅力的なメニューが並びます。

カルボナーラ 写真:お店から

ランチタイムは「本日のパスタランチ」1,650円や「トマトチキンカレー」1,650円、「欧風牛スジカレー」2,200円などが楽しめます。パスタは毎回、一手間かけて素材の味を引き出した本格派。「欧風牛スジカレー」はじっくり軟らかく煮込んだ牛スジに、野菜の旨みと煮詰めた赤ワインを合わせた大人の味わい。唐辛子を全く使っていないので、辛いものが苦手な人でも、おいしく楽しめます。

焼き菓子 写真:お店から

テイクアウトも可能な焼き菓子は、レモン果汁、バターや生クリームを練り込んだ生地にシナモンとクミンを利かせた「スパイスレモンケーキ」550円など同店で作りたてのものや、「restaurant KAM」で人気の「トリプルチョコのスコーン」や「畑のオレガノとローズマリー、パルミジャーノのスコーン」などを用意。店舗のInstagramのDMで相談すれば、かわいくラッピングされた「パウンドケーキ」も購入でき、大切な方へのプレゼントにもおすすめです。

空いた時間や、仕事の合間にほっと一息つける素敵なイタリアンカフェ。丁寧に作られた本格的な料理や焼き菓子を楽しみに、訪れてみてはいかがでしょう。

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香