開運!氣になるレストラン
元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から選んだ、運氣を上げるレストランやカフェ、食堂など食のパワースポットを紹介します!
No.24 肉汁ジュワ〜ッのステーキ&メンチにこもるハッピーパワー“受け入れる気”~「リストランテ野呂」
行けば開運するレストランの条件のひとつに「繁盛している」というのがありますが、一瞬盛り上がって消えるのではなく、ゆくゆくは老舗になれるような繁盛の仕方がいいんですよね。
2017年6月にオープンした京都「リストランテ野呂」はまさに老舗として愛され続ける予感がするお店。まだ、予約の難易度はさほど高くはありませんが、グングン右肩上がりで人気を増している一軒です。
こちら、「リストランテ」という冠がついてはおりますが、オーナーシェフの野呂和美さんはホテルのイタリアンを経て、京都で大ブレイク中の「洋食おがた」でも腕を振るわれた方。そんなわけで、イタリアン&洋食メニューがいただけます。
京都って一見さんに厳しい「イケズ」なイメージをおもちの方も多いと思いますが、このお店にはほわ〜っとやさしい気が満ちていて、入った瞬間から不思議となごめるんですが、それはひとえにトップの野呂さん以下、スタッフの心ばえによるところ大!
ここでは、わたくしの大好きなタロットカード「女帝」がもつ「否定せず、受け入れる」気がグルグルと循環しています。「受け入れる気」はひとを幸せにするんですが、それがまたお料理の楽しみ方にもグイグイ、フィードバックされているんですよね。
たとえば、冷前菜だけで20種近くもあるうえに、どれもおいしそうだから選びきれないでいると「絶対に食べたいものを含めて、ひと口ずつ盛り合わせましょうか?」と助け船。食いしん坊で欲深いこちらの思いを受け入れてくれるというわけです。
「海老とアボカドのタルタル」「イサキのカルパッチョ からすみと」「かつおのたたき 赤玉葱と辛子マスタードで」など、ピチピチのお魚が勢ぞろいした9品の盛り合わせをわたくしのためだけにカスタマイズ。こういう細やかな気遣いの気がこもる料理はひとの気持ちを穏やかに安定させる効果があります。
「冷前菜盛り合わせ」というメニューはないんです。ないなら置けばいいじゃないか、というのも違うんです。ひとり、ひとりのお客さまと会話という気のやりとりをして、お客さまの「好き」という気を受け入れ、それを集約させた一品だからこそ、気が安らいでいくんです。
「お肉は100gからオーダーできますよ」と言われながらも「北海道産牛ロースのステーキ」と「リストランテ野呂のメンチカツ デミグラス バルサミコ」で迷っていたら、「お2人でそれぞれ100gとって、50gずつシェアもできますよ」というありがたいご提案。おかげさまで、お醤油味のソースでやわらか〜いお肉をいただくステーキと、肉汁ジュワ〜ッなメンチカツ、両方堪能できて、幸せ度2倍! またデミグラスのお味がふんわり、やさしい。
ひとは「受け入れ」の気が満ちる店にまた足を向けてしまうもの。それがおいしさの素でもあるんですよね。