近年、瀬戸内レモン、という単語をお菓子や調味料、飲み物や食材などいろんなところで目にするようになりました。というのも、広島はレモンの生産量が全国第1位! 爽やかでさっぱりしたレモン味はこれからの季節にもピッタリです。今回はそんなレモンが主役の和菓子を紹介しましょう。

あんことレモンのマリアージュ!

まず紹介したいのが、あんことレモンを楽しめる和菓子です。和菓子と言えばやっぱりあんこ。あんこの中でもまろやかな白あんはさっぱりとしたレモンととても相性が良く、お互いの良さを引き立てます。

初めは、広島の呉にあるお店「御菓子処 蜜屋」の「檸檬の花」。宮島産のはちみつと広島産のレモンで作られたコンフィチュールをしっとりした生地で包んであるおまんじゅうです。

「御菓子処 蜜屋」の「檸檬の花」 5個入り1,053円

レモンのあんこではなく、レモンと白あん、というのがポイント。濃厚なレモンを舌触りのよい白あんが包み込み、まろやかな味わいを楽しめます。パッケージもおしゃれでお土産にもきっと喜ばれるお菓子です。

続いて紹介するのは、「御菓子所高木」のまるでケーキのような「ひろしま檸の菓」。若者に受け入れられる新しい和菓子、そして特別な人に渡す手土産、というコンセプトのもと開発されました。

「御菓子所高木」の「ひろしま檸の菓」184円

あんこが苦手な人でも食べやすいようにと、生地には白あんとレモンが混ぜてありとても爽やかな風味に仕上がっています。もち粉も入っているため、しっとり、もっちりした食感を楽しめる不思議なあんこケーキになっています。

そして、3個用の小さな袋はまるでレモンのようで遊び心満点です!

お土産にもぴったりの「ひろしま檸の菓 3個入」573円

もちもち? しゅわしゅわ? 食感を楽しむレモン和菓子

続いては食感が楽しいレモンのお菓子を紹介します。「もち菓子のかしはら」の「 広島 餅れもん」です。

「もち菓子のかしはら」の「広島餅れもん」1個172円

もち菓子のかしはらは大きなはっさくの果肉が入った「はっさく大福」が有名なお店。「広島餅れもん」を食べる前は“レモンの果肉が入っていたらめちゃくちゃ酸っぱいのでは……?”とちょっとドキドキしていましたが、ガブリとかぶりついて口の中に広がったのはレモンの爽やかな味わい!

というのも、レモンが使われているのはあんこ。レモンピューレ、レモン果汁で練り上げられた白あんで夏みかんの果肉を包み、さらにお店の名物であるみかん餅であんこが包んであります。

爽やかな酸っぱいレモンとなめらかな白あんがベストマッチ! 大福好きはもちろん、私も特に一押しの逸品です。

そしてもうひとつ、不思議な食感を楽しめるのは「藤い屋」の「淡雪花」。フルーツピューレにゼラチンを加え、泡立てて固めた“ギモーブ”というお菓子でレモン羹が挟んである少し変わったお菓子です。

☆み〜
「藤い屋」の「淡雪花」4個入840円   出典:☆み〜さん