出世ごはん

デキるビジネスパーソンはこんなお店で食べている! 元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から見極めた「出世する店」を「おいしい理由」とともにご紹介!

No.47 甘く冷たいパフェで、ビジネス脳をキープせよ!

暑い、だるい。いやですね〜。公私ともにうまくコトが運んでいて、自分ではストレスなんてないと思っていても、気温がちょっと上下するだけでも体が受けるストレスって、案外バカにできないらしいんですよね。で、判断力が狂ったり。そんなときはイライラを鎮めてくれる甘くて冷たいパフェの力を借りちゃいましょう! 今回はビジネスパーソンが頭を冷静に保つため、オトナのひんやりパフェのご紹介です。

 

一軒めは上野「廚 otona くろぎ」さん。

ぽちのかいぬし
出典:ぽちのかいぬしさん

フーディーズの方であれば、店名でピンときた方も多かろうと存じます。なんと夜は1年間予約が埋まっている和食の名店「くろぎ」さんが手がけるお店ですから、スイーツからコーヒーやお抹茶などのドリンクに至るまで素材のよさと、職人技がビンビンに感じられますし、平日は20時まで、金土祝前日は24時までの営業ですから、仕事帰りにも、なんなら飲んだ後でも寄れる、まさに大人仕様なんですね。で、営業開始の朝10時に訪れても真っ黒なインテリアのせいで夜の雰囲気。外の喧騒が嘘のように落ち着いた環境で、盛りのいい「黒蜜きなこ パフェ」の山をひと山、ひと山崩していくだけで心が静まる禅の境地にたどり着けてしまいそう。

 

原宿「ミシャラク オモテサンドウ」さんはおもしろいですよ〜。

ウェイク
出典:ウェイクさん

日本ではまだ知名度は低いですが、フランスでは巨匠、ピエール・エルメさんと並び称される大物パティシエ、クリストフ・ミシャラクさんのパティスリーです。カラフルできれいなケーキ類も美味ですが、夏のイライラを鎮めたいなら「MY KOSMIK」でしょう。「KOSMIK」は言うなれば、フタ付き透明容器に入ったモバイル・パフェ。で、内容があらかじめ決まった定番ものがあります。これに「MY」をつけた「MY KOSMIK」では、素材や組み合わせを自由に選んでカスタマイズできるのです。創作魂に響く刺激的な提案でしょ? やり方はアプリを入れて、AIの質問に答えていく方式。新しくないですか? しかもコレ、日本限定。イチゴにチョコを組み合わせようか……。ピスタチオを加えるとどうなる? なんて、想像力をフル回転させる時間が、仕事脳を休めてくれていいんです。自分で考えた世界で唯一のスイーツを、お取引先への手みやげにすれば、カンバセーションアイテムとしても抜群の働きを見せてくれるでしょう。

 

2017年秋に渋谷に「夜パフェ専門店パフェテリア ベル」さんがオープンしたときは、パフェ・ブームここに極まれり! と衝撃を受けましたよね〜。

写真:お店から

パフェをはっきりと大人仕様と位置付けて、週末は15時からではあるものの、平日は17時から24時まで、金土祝前日はなんと翌1時までという営業時間なんですから。飲んだ後にラーメンじゃなく、〆パフェでという発想自体に恐れ入りますよ。また、ルックスも映え! 見ただけで、パーッと仕事の疲れが吹き飛ぶような華やかさがあって、本当にすてき! 季節ごとに桜、紫陽花、ひまわりをモチーフにしたアイテムもあり、器も盛る形もバリエーション豊富で、友人と何個も頼んで並べて撮りたくなるという。本当によく練られたメニューです。夜、ここで食べて明日の英気を養うのもいいですよね。

おすすめのお店

コーヒーも美味ですが、和のお店ならではのお抹茶で一服すれば、茶人気分で心が落ち着く!?

 

パニーニなどの軽食もあるので、ランチ利用にもおすすめ。

 

夜に行列ができるという、パフェ界の歴史に新たな伝説を打ち立てた札幌発の名店。

 

文:藤島佑雪