「ドライエイジング」って?

「熟成肉」が流行って久しいですが、日本で一般的に広く出回っているエイジングビーフ(熟成牛)は、真空パックに入れて冷蔵庫で短期熟成させる「ウェットエイジング」が主流。一方、肉を乾燥させ熟成させる「ドライエイジング」という手法にも注目が集まっています。徹底した温度、湿度、送風の管理下においてプロがチェックを行いながら30〜40日間ほど熟成させることで、肉の柔らかさ、旨味、甘みがさらにアップするそう。

極上の熟成牛を使った料理が味わえる「瓢喜 香水亭」

ドライエイジング和牛

そのドライエイジングで熟成させた和牛の料理を食べられるのが、日本料理店「瓢喜 香水亭(ひょうき かすいてい)」です。六本木店、京橋店、新橋店の3店舗にて、すき焼き、ステーキ、蒸しゃぶを販売中。特に人気を集めているのが、特製の割り下でいただくすき焼きです。

ほうれん草、トマトなどユニークな具材もお楽しみ

香水亭の割り下は、姉妹店「京都 瓢斗」の流れを汲む京都風の伝統のだしと、関東風の割り下を融合させたもの。そこに、熟成和牛とともに、ほうれん草、ねぎ、トマト、しいたけ、焼き豆腐、赤こんにゃく(近江八幡名物の赤い糸こんにゃく)、丁子麩(近江八幡名物の角形の麩)などの具が入ります。

店員さんが仕上げてくれるので、絶妙な火通りに

伝統的なすき焼きに比べるとややユニークな具ですが、「一般的に使用される春菊よりもほうれん草のほうが、香りがマイルドで肉の味を邪魔しない」「トマトの酸味が肉の甘みを引き立てる」などのきちんとした理由が。

〆は卵とじうどんで。肉から溶け出たうまみを最後まで楽しめます

また、六本木本店は全78席がすべて個室。2名から最大34名まで対応でき、大切な時間を過ごすのにぴったり。香水亭でしか味わえない絶品すき焼きを、上品な空間も併せて楽しんで。

席はすべて個室。プライバシーが守られます 写真:お店から

撮影・取材・文:食べログマガジン編集部