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お菓子の歴史を語らせたら右に出るものはいない! といっても過言ではない、お菓子の歴史研究家・猫井登先生が、現在のトレンドを追いつつ、そのスイーツについて歴史を教えてくれちゃうという、一度で二度美味しいこの連載。第9回は、ひとつの分野に特化した本格派のお店が多い「代々木八幡」の美味しいものを紹介します。
チョコレートに特化したお店を中心に紹介した前編に続き、後編では、“パン&モンブランに特化したお店”が登場します! “ひとつの分野に特化したお店”を探ることで見えてくる、代々木八幡の専門店系スイーツに注目すべき理由とは?
【猫井登のスイーツ探訪9・後編】〜代々木八幡のパン&モンブラン〜
編集(以下、編):再び代々木八幡駅のあたりに戻ってきましたが、先生、すごい行列が出来ているお店がありますよ!
猫井(以下、猫):こちらは料理家の高橋雅子さんによる、ベーグルに特化した「テコナ ベーグルワークス」というお店です。
【4軒め】ほかでは味わえないフレーバーのベーグルが勢揃い「テコナ ベーグルワークス」
出典:gomataniさん
猫:「もち」「ふか」「むぎゅ」と3つの異なる食感のベーグルが人気ですが、それに加えて店長の小林千絵さんがパティシエ出身で、ケーキのように1個で味が完成するものを目指して、「赤みそと大葉」「漬け込みフルーツとクリームチーズ」「栗のあんこと甘露煮」のように、具材と味わいが工夫されたベーグルが常時60種近くあるというのも大きな魅力です。
出典:ナマダさん
編:ベーグルだけで60種!? クリームチーズなどをサンドしたものはよく見かけますが、ここまで色んな具材を中に入れ込むというのは珍しいですね。