ときにふと食べたくなって、いてもたってもいられなくなる。“引き寄せフード”のひとつが天丼。サクッ!とした食感、ジュワッと広がるあまいタレ。想像するだけで、頭のなかはそのことでいっぱいに。そんなあなたに、昨年オープンした話題のお店から老舗まで、あなたの天丼欲を掻き立てるお店をご紹介!
驚愕! エビが1人前につき10本の天丼
天婦羅 みやしろ|中目黒
お昼の「かき揚げ丼」は1日20食限定で1,500円(税別)
昨年5月、中目黒駅から徒歩5分のところにオープンした「天婦羅 みやしろ」。夜のメニューはおまかせコース18,000円(税別)のみという高級店だが、実はランチに限り1日20食限定のかき揚げ丼1,500円(税別)が!
目の前で一品ずつ天ぷらを揚げるのは、元「ヒルトン東京お台場 日本料理『さくら』」料理長の宮代直亮さん。ご飯の上で大きな存在感をアピールする大きなかき揚げ。お店を取材した小松めぐみさんは「海老はプリッとして甘く、衣に染みたタレはひと口で元気が出る甘辛さ。かき揚げは全体のサイズも大きいが、ひとつひとつの海老も大きく、聞けばブラックタイガーを1人前10本(約100g)も使っているとか」と驚いた様子。
夜のコースから門を叩くのはハードルが高いかもしれないが、ランチのかき揚げ丼なら挑戦できる! 2019年の必食リストに入れておこう!
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〈噂の新店〉1日20食限定!話題の店「天婦羅 みやしろ」のかき揚げ丼が狙い目のワケ
写真:石渡 朋
唯一無二! 日本にひとつだけの天丼
天じゅん|青森
真白子とエビの天丼セット(ミニうどん付)1,200円、「元気玉」(50円)写真:我妻弘崇
日本に一つだけという“あぶり天丼”を提供する天丼専門店が本州の一番北、青森にある。日本料理を修行してきた若き料理人である店主・対馬さんが営む「天じゅん」は、可能な限り県産の食材を使うことを心がけ、陸奥湾産のホタテやタラの白子、三陸産のアナゴなどを使った極上の天丼をリーズナブルに提供しているとあって人気だ!そしてこのお店の隠れ名物なのがあぶり天丼。「あぶり」とはその名の通り、天丼をバーナーで炙ること!他にはないこの変わったスタイルが生まれたのは、対馬さんが老舗料亭時代、まかないとして兄弟弟子に人気が高かった「あぶり天丼」を再研究し、お店の目玉としてデビューさせたから。食べている途中であぶってもらうなんてスタイルもOKなので、一度でふたつのおいしさを堪能したい!
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青森駅前で食べる、隠れ名物「あぶり天丼」
最後の晩餐に食べたい天丼とは?
天仙|江戸川橋
かき揚げ天丼 1,100円 柏原さん撮影
若い頃から天ぷらに魅力を感じ続けている食べログ連載陣の柏原光太郎さん。幼き頃からなれ親しみ、死ぬ前に食べるならここの天丼!と決めていたお店は、今は閉店。以降、最後の晩餐にしたい天丼を探して天ぷら行脚。天ぷらは修行店で大きくスタイルが異なるということで、猿楽町の「天政」の出身店、御茶ノ水「山の上ホテル」のメインダイニング「てんぷらと和食 山の上」の出身店、天一グループの出身店、ここ数年台頭してきた「天ぷら専門店で修業していない天ぷら店」とそれぞれの特徴と味を試したところで、現在最後の晩餐として選ぶのは江戸川橋にある「天仙」。「店を仕切る早川さんは天一の出身で、夜は良心的な値段でコースを食べさせるが、昼の天丼、かき揚げ丼が私にとって出色の出来」とグルマンの柏原さんを唸らせる天丼がこれだ!
この記事を読めばきっとあなたの好みの天ぷらがわかるはず。
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〈僕はこんな店で食べてきた〉死ぬ前日に何を食べるか問題。理想の天丼はどこに?
ビジネス街で歴史と老舗の味を楽しむ天丼
天松 日本橋店|日本橋
天丼 1,200円 出典:koutagawaさん
経済ジャーナリストであり、食べログで人気連載(食を制す者、ビジネスを制す)の筆者、國貞文隆さんがビジネスで日本橋室町に仕事で足を運んだときにふらりと訪れるのが、天ぷらの老舗「天松 日本橋店」。ランチタイムには「天丼」と「天ぷら定食」が各1,200円で食べられる。「職人さんの手で揚げられた天ぷらは上品で、気が利いている」と國貞さん。仕事の合間に少し贅沢をしたいときにおすすめのお店なんだとか。
またこのお店を楽しめる理由の一つに、近くにある三井本館、三井記念美術館があるから。いくつかあった財閥の中でも三井財閥は歴史と実力を共に備えた国内最大級の財閥。その三井が本拠地にしていたこの日本橋室町でぜひ歴史とともに老舗の味を味わいたい。
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日本橋室町で天丼を食べながら、日本のエスタブリッシュメントについて考えた